Schematics のビルダーでは、処理される指定の入力データから、メモリ内のダイアグラムで期待されるスケマティック フィーチャが作成されます。Schematics のルールはそのメモリ内スケマティック フィーチャで動作し、自動的にダイアグラム コンテンツを単純化したり (削減ルール)、ダイアグラム内でコンテナーなどの新しいスケマティック フィーチャを作成する (リレーションシップ ルール) ことができます。これらのルールは、ダイアグラムの生成および更新中に、スケマティック ビルダーがメモリ内でその生成または更新を終了すると、すぐに自動実行されます。このプロセスの終了時にダイアグラムがスケマティック データセットに格納されると、そのコンテンツにはビルダーの動作結果とルールの動作結果が両方とも反映されます。
Schematics エクステンションでは、デフォルトで次の 8 つのスケマティック ルールがインストールされます。
- 関連フィーチャの折りたたみ - 特定のスケマティック フィーチャクラスによって実装されるスケマティック ノードに関連付けられているスケマティック フィーチャを折りたたむことができます。
- リンク展開 - 特定の値に基づき、指定のスケマティック フィーチャクラスに関連するすべてのリンクまたは特定のいくつかのリンクを複数のリンクに展開することができます。
- フィーチャの除去 - ネットワーク トポロジを保持することなく、指定されたスケマティック フィーチャクラスに関連するすべてのまたは特定のスケマティック フィーチャを削除できます。
- フローによるノード削減 - 特定のスケマティック フィーチャクラスのすべてのノードが削除され、これらの削除されたノードを接続していたリンクが、ネットワークの論理フローが保持されるように再接続された後、スケマティック ダイアグラム コンテンツを単純化できます。
- 優先度によるノード削減 - 特定のスケマティック フィーチャクラスのすべてのノードまたは特定のノードが削除され、これらの削除されたノードを接続していたリンクが、トポロジが保持されるように指定されたターゲット ノードに再接続された後に、スケマティック ダイアグラム コンテンツを単純化できます。
- リレーションシップ - リレーションシップ クラスからスケマティック フィーチャを作成または関連付けることができます。
- ネットワーク ルートのノード削減 - 任意のルートに沿ったノードを削減できます。このルールは特に、ネットワーク データセット ビルダーを使用して生成されるネットワーク ルートからダイアグラムを生成するアプリケーション用に開発されていますが、どのタイプのスケマティック ダイアグラムにも適用できます。
- 空間検索 - 関連付けられたフィーチャが、入力するフィーチャのどこに位置付けられているかに基づいて、1 つ以上のスケマティック フィーチャクラスから新しいスケマティック フィーチャを追加することができます。