次に、リレーションシップ ルールのスケマティック ダイアグラムへの影響を示します。
サンプル 1 - リレーションシップ ルールを使用した、生成されるダイアグラムへの空間ターゲット ノードの追加
次のサンプル ダイアグラム (図 1.1) を実装するスケマティック ダイアグラム テンプレートでは、ダイアグラムに含まれる TransformerBank スケマティック フィーチャに関連付けられた County スケマティック フィーチャを追加し、関連する変圧器群を囲むコンテナーとしてこれらの県を表示するよう、リレーションシップ ルールが定義されています。
ジオデータベースに格納される County_TransformerBank リレーションシップ クラスは、各 TransformerBank フィーチャを県にリレートします。リレーションシップ ルールは、このリレーションシップ クラスと連動します。ダイアグラムの生成に使用される初期の TransformerBank フィーチャごとに、County_TransformerBank クラスを使用して、関連する県を取得します。検出された各県が、スケマティック フィーチャの初期セットに追加されます。[ソースとターゲットのスケマティック フィーチャをリレート] ボックスをオンにすることで、各県が関連する変圧器群を囲むコンテナーとして表示されます。
図 1.2 は、このリレーションシップ ルールをアクティブにしてダイアグラムが更新された後に得られた結果を示しています。
サンプル 2 - リレーションシップ ルールを使用した、生成されるダイアグラムへの非空間ターゲット ノードの追加
次のサンプル ダイアグラム (図 2.1) を実装するスケマティック ダイアグラム テンプレートでは、Substation スケマティック フィーチャに関連付けられた非空間スケマティック フィーチャ Inside_Nodes を追加するよう、リレーションシップ ルールが定義されています。次のサンプル ダイアグラムには、4 つのスケマティック リンクが交差する中央に、Substation スケマティック ノードがあります。
適切なジオデータベースに格納される Substation_InsideNodes リレーションシップ クラスは、各 Substation GIS フィーチャを一連の非空間のインサイド オブジェクトにリレートします。リレーションシップ ルールは、このリレーションシップ クラスと連動します。ダイアグラムの生成に使用される初期の Substation フィーチャごとに、Substation_InsideNodes リレーションシップ クラスを使用して、関連するインサイド ノードを取得します。検出された各インサイド オブジェクトは、ダイアグラムに含まれるスケマティック フィーチャの初期セットに追加されます。[ソースとターゲットのスケマティック フィーチャをリレート] ボックスをオンにすると、変電所が関連するインサイド スケマティック フィーチャを囲むコンテナーとして表示されます。
図 2.2 は、このリレーションシップ ルールをアクティブにしてダイアグラムが更新された後に得られた結果を示しています。関連するすべてのインサイド スケマティック ノードが生成されたダイアグラムに追加され、Substation の位置に積み上げられています。
半径の値を 0 以外に指定すると、関連するインサイド スケマティック ノードが円に沿って自動的に表示されます。この円は指定された半径の値で、その中心は Substation の位置にあります。以下に、半径が 60 に設定された場合に得られる結果を示します。