前提条件:
この手順を実行するには、マップ ドキュメントにトラッキング レイヤーが含まれている必要があります。また、トラッキング レイヤーに適切なトラック ID が定義されている必要があります。トラッキング レイヤーに適切なトラック ID が定義されていない場合、以下の手順を実行しても期待した結果を得られません。トラッキング レイヤーのトラック ID は、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [時間] タブで設定または変更できます。
トラッキング レイヤーの各トラックの最新のイベントのみを表示すると、オブジェクトの現在位置にのみ関心がある場合に役立ちます。たとえば、リアルタイムで複数の車両を監視している場合、車両の現在位置にのみ関心があることがあります。
- [コンテンツ] ウィンドウでトラッキング レイヤーをダブルクリックして、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。[時間] タブをクリックします。
- [テンポラル設定の選択] リスト ボックスで [イベント] を選択します。
デフォルトでは、[レイヤー内のすべてのイベントを表示] ボタンが選択されています。これは、レイヤー内のすべてのイベントが表示されていることを示します。もちろん、タイム ウィンドウと表示されている現在の時間も、ある時点でイベントが表示されるかどうかに影響を与えます。
- [レイヤー内の最新のイベントのみ表示] ボタンをクリックします。
この設定は、トラッキング レイヤーの各トラックの最新イベントのみ表示されることを示します。トラッキング レイヤーにトラック ID が定義されていない場合は、トラックがなく、この設定ではマップ上に何も表示されません。
図に示すように、トラッキング レイヤーのトラック ラインが有効になっている場合、それらはマップ上に表示されます。ただし、トラック ラインは、トラッキング レイヤーに設定したタイム ウィンドウの長さに短縮されます。
- [OK] をクリックして変更内容を保存し、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
プレイバック マネージャーを使用してトラッキング レイヤーを再生すると、常に各トラックの最新イベントのみが表示されます。リアルタイム トラッキング レイヤーでは、マップ上に各トラック オブジェクトの最新の位置のみが表示されます。