ArcGIS Enterprise 11.0 はメジャー リリースと見なされています。 このリリースにおける大幅な変更には、ArcGIS Enterprise と ArcGIS Desktop の互換性の低下が含まれます。 これには ArcMap、ArcReader、ArcGIS Engine の各クライアントと ArcObjects SDK が含まれます。
同一のコンピューター上に ArcGIS Server とともに ArcGIS Desktop を並行してインストールする方法は、各製品で使用するバージョンによって異なる場合があります。
ArcGIS Server 10.9 と 11.0 は、どのバージョンの ArcGIS Desktop、ArcReader、および ArcGIS Engine クライアントであっても、これらのクライアントと同じコンピューター上にインストールできません。
ArcGIS Server 10.9.1 は、ArcGIS Desktop 10.8.2 と同じコンピューター上にインストールできます。 これには ArcReader クライアントと ArcGIS Engine クライアントが含まれます。
ArcGIS Server 10.8.1 と 10.8 は、ArcGIS Desktop 10.8.1 および 10.8 と同じコンピューター上にインストールできます。 これには ArcReader クライアントと ArcGIS Engine クライアントが含まれます。
ArcGIS Enterprise ワークフローと ArcMap
Enterprise 11.0 リリースでは、ArcMap ベースのワークフローが ArcGIS Enterprise でサポートされなくなりました。 11.0 ソフトウェアには ArcGIS Pro ベースのランタイムが含まれ、ArcMap ベースのサービス ランタイムはなくなりました。
この変更は、以下のワークフローのサポートがなくなったことを意味するため、ワークフローに影響する場合があります。
- ArcMap ベースのランタイムから作成されたサービスの開始
- ArcMap からのサービスの管理または公開 ArcGIS Server への接続の公開者または管理者の作成はサポートが終了しました。 GIS サーバーを追加する際の操作は、以下のどの構成にアクセスするかによって異なります。
- ポート 6443 経由でのスタンドアロン GIS サーバーへのアクセス
- ArcGIS Web Adaptor 経由でのスタンドアロン GIS サーバーへのアクセス
- フェデレーション GIS サーバー
- ArcMap で生成された .sd ファイルの、ArcGIS Server Manager による公開
- ArcObjects SOE および SOI の構築または使用
以前のリリースの ArcGIS Desktop と 10.9 および 10.9.1 用の ArcGIS Enterprise の互換性の変更については、以下をご参照ください。