ArcCatalog および [カタログ] ウィンドウでのジオデータベース アノテーション フィーチャクラスの操作は、ジオデータベースの他のフィーチャクラスを操作する場合と同じです。アノテーション フィーチャクラスの作成、名前変更、コピー、貼り付け、または削除が可能です。アノテーション フィーチャクラスのプロパティを表示して、それらを変更することもできます。
フィーチャクラスのプロパティの管理
カタログ ツリーでアノテーション プロパティにアクセスするには、アノテーション フィーチャクラスをダブルクリックして、[フィーチャクラス プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
フィーチャリンク アノテーションの管理
新しいフィーチャリンク アノテーション フィーチャクラスを作成すると、そのアノテーションに対応するフィーチャクラスへリンクするためのリレーションシップ クラスが作成されます。このリレーションシップ クラスは、他のリレーションシップ クラスと同様に管理できます。
標準アノテーション フィーチャクラスを作成した後、単にリレーションシップ クラスを作成するだけでは、フィーチャリンクにすることはできません。実際、標準アノテーション クラスを完全なフィーチャリンク クラスにする方法はありません。ただし、その逆を実行することは可能です。フィーチャリンク アノテーション クラスのリレーションシップ クラスを削除すると、フィーチャリンク アノテーション クラスは標準アノテーション フィーチャクラスになります。
カタログ ツリーでフィーチャクラスをコピーして貼り付けると、リンクされたアノテーションクラスと関連するリレーションシップ クラスもコピーされ、貼り付けられます。その逆の場合も同様です。フィーチャリンク アノテーション フィーチャクラスをコピーして貼り付けると、リンクされたフィーチャクラス (およびリレーションシップ クラス) も同様にコピーされ、貼り付けられます。カタログ ツリーで [貼り付け] コマンドを使用したときに表示される [データ転送] ダイアログ ボックスで、これを確認することができます。
アノテーション フィーチャクラスの結合
複数のアノテーション フィーチャクラスを管理する手間を省くために、それらを 1 つのアノテーション フィーチャクラスに結合したい場合があります。たとえば、それらが同じフィーチャクラスのアノテーション フィーチャである場合、あるいは、複数のフィーチャクラスに含まれている同様のフィーチャに注釈を付ける標準アノテーション フィーチャクラスである場合です。アノテーション フィーチャクラスを結合すると、各フィーチャクラスのアノテーションは新しいアノテーション フィーチャクラス内のアノテーション クラスになります。アノテーション フィーチャクラスの結合には、[アノテーション フィーチャクラスのアペンド (Append Annotation Feature Classes)] ツールを使用します。
ArcGIS 8 のアノテーション フィーチャクラスのアップグレード
ArcGIS 9.0 以降では、以前のバージョンにはなかった機能がアノテーション フィーチャクラスに追加されています。ArcGIS 8 で作成されたアノテーション フィーチャクラスは、表示および検索することができます。ただし、それらのプロパティを編集または変更するには、それらをアップグレードする必要があります。アノテーション フィーチャクラスをアップグレードすると、検索や編集に便利なテキスト シンボル フィールドが追加されます。