[CAD フィーチャ データセット プロパティ] ダイアログ ボックスでは、CAD データセットの空間参照の管理と、CAD データセットの内容に関するサマリー情報の表示を行えます。これらのプロパティと設定は、データセットに含まれるすべてのフィーチャクラスに適用されます。
ダイアログ ボックスを開くには、カタログ ウィンドウで CAD フィーチャ データセットを右クリックし、ショートカット メニューの [プロパティ] をクリックします。
一般タブ
[一般] タブには、空間参照に関する情報と、投影情報ファイルがある場合はその名前と場所が表示されます。空間参照の定義も、このタブで行います。
空間参照の詳細の表示
[詳細表示] チェックボックスをオンにすると、座標系とマップ投影に関する詳細情報が表示されます。
空間参照の編集
[編集] ボタンをクリックすると、空間参照を定義、変更、または消去できます。これにより、[空間参照プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
座標タブ
[座標] タブには、データセットの範囲に関する情報が表示されます。
ジオリファレンスされたデータセット
[ワールド ファイル] セクションには、ジオリファレンス情報によってデータセット範囲がどのように影響を受けるかが表示されます。変位ベクターは、始点と終点の座標で表されます。[ポイント 1] は範囲の左下、[ポイント 2] は範囲の右上の位置を表します。コントロール ポイントがワールド ファイル (*.wld) に格納されている場合は、名前と場所が表示されます。データセットがジオリファレンスされていない場合は、始点と終点の座標に同じ値が表示されます。
マップ ドキュメント (*.mxd) に格納されたコントロール ポイント
コントロール ポイントがマップ ドキュメント (*.mxd) だけに格納されている場合、このセクションに表示される情報は、マップ ドキュメントの状態とダイアログ ボックスを開いているアプリケーションに基づきます。ArcMap のカタログ ウィンドウには、メモリ上にある情報が表示されます。したがって、データセットの範囲に対する変更は、マップ ドキュメントを開いている間のみ表示されます。マップ ドキュメントを閉じているときは、ディスクに格納されている情報 (この場合は、ジオリファレンスされていないデータセット) が表示されます。ただし、ArcCatalog ではディスクに格納されている情報だけが表示されます。したがって、使用しているアプリケーションに基づいて、異なる情報を表示できます。
空間範囲
[CAD データセット範囲] セクションには、ソース データの空間範囲が X、Y、および Z の 3 次元すべてについて表示されます。
詳細タブ
[詳細] タブには、ソース ファイルに関する情報が表示されます。
ファイル情報
[CAD データセット] セクションには、ソース ファイルの名前と場所、および CAD 形式と形式のバージョンが一覧で表示されます。
レイヤー情報
[レイヤーの表示設定] セクションには、ソース ファイルに格納されているドローイング レイヤーとその表示設定が一覧で表示されます。
フィーチャクラス情報
[CAD データセット フィーチャ数] セクションには、直接読み取られて正しく変換された CAD フィーチャの合計数が報告されます。