特定の CAD レイヤーへのフィーチャのエクスポート

このワークフローは、Layer および LyrColor という予約済み CAD フィールドを使用して特定の CAD レイヤーおよびレイヤーの色にフィーチャをエクスポートする方法を示します。

予約済み CAD フィールドを属性テーブルに追加する

Layer フィールドの追加

Layer フィールドは、フィーチャ エンティティごとに作成された CAD レイヤーを指定します。[フィールド演算] を使用して、ターゲットレイヤー名を指定します。すべてのフィーチャについて 1 つのレイヤーを指定することも、特定のレイヤーに対してフィーチャがエクスポートされるように指定することもできます。

1. [コンテンツ] ウィンドウでレイヤーを右クリックし、[属性テーブルを開く] をクリックします。
2. 属性テーブルのメニュー バーの [テーブルの一般操作] ボタン をクリックし、[フィールドの追加] をクリックしてダイアログ ボックスを開きます。
3. [名前] テキスト ボックスに「Layer」というフィールド名を入力します。
4. [タイプ] 矢印をクリックし、[Text] をクリックしてデータ タイプを割り当てます。
5. デフォルトのフィールド長 50 をそのまま使用します。
6. [OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じ、フィールドを作成します。
7. 属性テーブルで Layer フィールド名を右クリックし、ショートカット メニューの [フィールド演算] をクリックします。
8. [条件式] テキスト ボックスに「"MyLayer"」と入力します (二重引用符を含む)。
9. [OK] をクリックしてツールを実行します。

   これで、Layer フィールドに、すべてのレコードについて MyLayer という値が表示されます。

LyrColor フィールドの追加

LyrColor フィールドは、レイヤーの色を指定します。[フィールド演算] を使用して、色の番号を指定します。

1. [コンテンツ] ウィンドウでレイヤーを右クリックし、[属性テーブルを開く] をクリックします。
2. 属性テーブルのメニュー バーの [テーブルの一般操作] ボタン をクリックし、[フィールドの追加] をクリックしてダイアログ ボックスを開きます。
3. [名前] テキスト ボックスに「LyrColor」というフィールド名を入力します。
4. [タイプ] 矢印をクリックし、[Short Integer] をクリックしてデータ タイプを割り当てます。
5. [OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じ、フィールドを作成します。
6. 属性テーブルで LyrColor フィールド名を右クリックし、ショートカット メニューの [フィールド演算] をクリックします。
   • [式] テキスト ボックス内の既存の値をすべて消去します。
7. [条件式] テキスト ボックスに「1」と入力します。
8. [OK] をクリックしてツールを実行します。

   これで、LyrColor フィールドに、すべてのレコードについて 1 という値が表示されます。

CAD へエクスポート (Export To CAD) ツールを実行する

1. [検索] ウィンドウ を使用して、[CAD へエクスポート (Export To CAD)] ツールを検索し、開きます。
2. 予約済み CAD フィールドを含んでいるフィーチャ レイヤーを [コンテンツ] ウィンドウから [入力フィーチャ] テキスト ボックスにドラッグします。
3. [出力タイプ] 矢印をクリックし、CAD 形式を選択します。
4. [出力ファイル] の [参照] ボタン をクリックし、フォルダーに移動して名前を入力し、[保存] をクリックします。
   • または、デフォルトのパスおよびファイル名をそのまま使用します。
5. [OK] をクリックしてツールを実行し、CAD ファイルを生成します。

[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、[ドローイング レイヤー] をクリックして、新しく作成された CAD データセットの CAD フィーチャ レイヤーで結果を確認します。

メモ:

AutoCAD は、1 (赤色) から始まる固定された番号付きの 256 色パレットを使用します。MicroStation シード ファイルには、専用のカスタム カラー テーブルを使用できます。たとえば、ある MicroStation ファイルでは色 1 は赤色であっても、別の MicroStation ファイルでは青色であったりします。