ユーザーがデータベース サーバーに接続できるのは、データベース サーバーが実行されている間だけです。データベース サーバーは、インストール先のコンピューターの起動時に、自動的に起動するように設定されます。ユーザーにデータベース サーバーへ接続させないようにするには、そのデータベース サーバーを停止または一時停止します。
データベース サーバーを停止すると、既存の接続が削除され、新しい接続を作成できなくなります。データベース サーバーを一時停止すると、新しい接続を作成できなくなりますが、既存の接続は維持されます。接続中のアプリケーションで障害が発生し、それでも接続が維持されている場合など、データベース サーバーへの無効な接続が維持される場合は、データベース サーバーを停止してください。SQL Server Express インスタンスをアップグレードするなどのメンテナンス タスクを実行する前に、データベース サーバーを停止または一時停止してください。
メンテナンス タスクが完了したら、[開始] コマンドまたは [再開] コマンドを使用してデータベース サーバーを再起動できます。
データベース サーバーを停止、一時停止、起動、または再起動できるのは、Windows 管理者だけです。
データベース サーバーの一時停止または停止
ほとんどの場合、データベース サーバーを停止するのではなく、一時停止する必要があります。データベース サーバーを停止すると、現在のすべての接続が終了します。編集作業の途中でデータベース サーバーが停止した場合、変更内容が失われる可能性があるため、データベース サーバーを停止する前に、そのデータベース サーバーに対して有効な接続が確立されていないことを確認する必要があります。
データベース サーバーを停止または一時停止する前に、データベース サーバーとの接続を終了する必要があります。
- サーバー管理者兼 Windows 管理者ユーザーとしてログインし、ArcMap を起動し、カタログ ウィンドウを開きます。
- カタログ ツリーでデータベース サーバー接続を右クリックし、[切断] をクリックします。
- データベース サーバーを再度右クリックし、[一時停止] または [停止] をクリックします。
[一時停止] をクリックすると、Microsoft SQL Server Express インスタンスが一時停止します。結果として、データベース サーバーへの新しい接続は阻止されますが、既存の接続は維持されています。[停止] をクリックすると、Microsoft SQL Server Express インスタンスがシャットダウンされます。その結果、既存の接続がすべて切断され、データベース サーバーへの新しい接続は確立できません。
データベース サーバーの再起動
データベース サーバーの一時停止または停止を必要とするメンテナンス タスクが終了したら、ユーザーが接続を再開する前に、データベース サーバーを再起動する必要があります。データベース サーバーを停止した後の再起動操作は、[開始] です。データベース サーバーを一時停止した後の再起動操作は、[再開] です。
- サーバー管理者兼 Windows 管理者ユーザーとしてログインし、ArcMap を起動し、カタログ ウィンドウを開きます。
- カタログ ツリーで [Database Servers] ノードを展開します。
- 再起動する必要のあるデータベース サーバーを右クリックします。
- データベース サーバーを再起動するには、次のいずれかの手順を実行します。
- データベース サーバーが停止状態の場合は、[開始] をクリックします。
- データベース サーバーが一時停止状態の場合は、[再開] をクリックします。
- データベース サーバーをダブルクリックして、接続を再確立します。