権限によって、データおよびデータベースに対してユーザーが許可される操作を決定します。組織内での作業のタイプに基づいて、権限を割り当てます。
データベースに対してユーザーが必要とする操作に基づいて、IBM Informix データベース管理者としてグループを作成し、それらのグループに権限を付与し、各グループに適切なユーザーを追加します。このトピックでは、作成するグループのユーザーの一般的なタイプ (データ参照者、データ編集者、データ作成者) に最低限必要な権限について説明します。
これらの権限は、ArcGIS で Informix データベースを使用する際に適用されるので注意してください。Informix 内のジオデータベースを使用するために必要な権限については、「Informix でのジオデータベースの権限」をご参照ください。
参照や簡単な SELECT ステートメントの発行以上の操作を行うユーザーには、Informix データベースの RESOURCE 権限が必要です。リソースレベルの権限により、ユーザーは次の操作を実行できます。
- データベースへの接続
- SELECT、INSERT、UPDATE、および DELETE ステートメントの実行 (ユーザーに必要なテーブルレベルの権限がある場合)
- ビューの作成 (基になるテーブルでユーザーに SELECT 権限がある場合)
- シノニムの作成
- 一時テーブルとそのインデックスの作成
- テーブルまたはインデックスの変更または削除 (ユーザーに必要なテーブルレベルの権限がある場合)
- テーブルレベルの権限の付与
- テーブルの作成
- インデックスの作成
- ルーチンの作成
- データ タイプの作成
| ユーザーの種類 | 必要な権限 | 目的 |
|---|---|---|
データ参照者 | CONNECT | この権限でユーザーはデータベースに接続することができます。 |
他のユーザーのテーブルに対する SELECT | データ参照者には、表示および検索する必要のある特定のテーブルに対する SELECT 権限が必要です。 | |
データ編集者* データ編集者には、データ参照者に必要な権限に加えて、次の追加の権限が必要です。 | RESOURCE | SELECT、INSERT、UPDATE、および DELETE ステートメントの実行をユーザーに許可します。 |
他のユーザーのテーブルに対する INSERT、UPDATE、DELETE | 特定のテーブルに対して編集者が実行できる編集操作を付与します。 | |
データ作成者 | RESOURCE | テーブルおよびその他のデータベース オブジェクトの作成をユーザーに許可します。 |
*ArcGIS からデータを編集するには、編集機能が有効になっているフィーチャ サービスとしてデータを公開します。