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編集時に発生する可能性のある一般的なエラー

  • 編集開始時に発生する可能性のあるエラー
  • 投影座標系
  • 座標またはメジャー値が範囲外
  • 空間インデックスのグリッド サイズが無効
  • ソフトウェアのクラッシュ時

編集時には、次のような一般的なエラーが発生する可能性があります。

編集開始時に発生する可能性のあるエラー

選択したデータの編集セッションを開始する際、ArcMap で何らかの問題が見つかった場合は、それに関する情報がダイアログ ボックスに表示されます。 状況に応じて、エラー メッセージ、警告メッセージ、または情報メッセージが表示されます。

  • エラー エラー が発生した場合は、編集セッションを開始できません。 問題を解決するまではデータを編集できません。 編集可能なデータ ソースがない場合、ライセンスに問題がある場合 (ArcGIS Desktop Basic の使用時にサポート対象外のジオデータベース フィーチャを編集しようとした場合など)、またはベースマップ レイヤー内に対象外のレイヤーがある場合に、エラー メッセージが表示されます。
  • 警告 警告 が発生した場合、編集セッションを開始することは可能ですが、マップ内の一部のアイテムを編集できません。 該当するレイヤーまたはテーブルで問題を解決してから、アイテムを編集する必要があります。
  • 情報メッセージ メッセージ は、データをより効率的に編集するためのヒントです。 問題を修正しなくてもレイヤーやテーブルを編集できますが、メッセージの指示に従うことをお勧めします。 たとえば、編集対象として選択したデータがデータ フレームの座標系と異なる場合は、それを知らせる情報メッセージが表示されます。 データ フレームの座標系とデータ フレームに表示されている編集対象データの座標系は異なっていてもかまいません。 ただし、編集作業によっては、位置合わせや精度で思わぬ結果が生じる可能性があります。

投影座標系

  • リアルタイムで投影されるフィーチャの編集を行うと、マップの応答性が低下する場合があります。
  • 円弧および曲線に、それらの線分に沿った頂点が含まれていません。 このため、円弧をリアルタイムに投影できず、適切に表示または動作できません。
  • データ フレームの投影方法を、ソース データと異なる投影方法および測位基準系に変更すると、データおよび許容値のスナップに誤差が生じる場合があります。 非常に正確な変換方法を使用しても、空間変換も影響を受ける場合があります。
  • データがあるエリアに適切でない地図投影方法を割り当てると、誤差が生じる場合があります。 たとえば、ケベックのデータに UTM Zone 10N を使用するのは適切ではありません。

座標またはメジャー値が範囲外

このエラーは、フィーチャの座標がフィーチャクラス ドメインの範囲を超えているときに発生します。 これは、新しいフィーチャを作成するときや、既存のフィーチャの座標を編集しているときに発生する可能性があります。

フィーチャの座標は、フィーチャクラスに定義されている XY ドメイン内に収まっていなければなりません。そのフィーチャクラスが M 値や Z 値に対応したものであれば、それらもドメイン内に収まっていなければなりません。 ドメインはフィーチャクラスの作成時に設定されます。後で編集することはできません。 エラーが出た XY 座標、あるいはエラーが出た Z 値や M 値を使用することが、どうしても必要である場合には、フィーチャクラスのほうをエクスポートして新しいフィーチャクラスを作成し、そこでドメインを大きくとってください。

空間インデックスのグリッド サイズが無効

ファイル ジオデータベースまたはエンタープライズ ジオデータベースのデータを操作する場合は、空間インデックスを使用するとパフォーマンスが向上します。 新規フィーチャが多数の空間インデックスのグリッドに分散するような編集作業を実行しようとすると、空間インデックスのグリッド サイズが無効で編集できない旨のメッセージが表示されます。 このようなメッセージは、フィーチャクラス内の既存のフィーチャと大きく異なるサイズのフィーチャを作成しようとした場合によく表示されます。 サイズが非常に大きいフィーチャを作成する必要がある場合は、空間インデックスを完全に削除するか、またはグリッド サイズとグリッド数を増やします。 グリッドは編集の終了後でも追加できます。

編集時にこのような問題が発生する操作には、サイズの大きいフィーチャのデジタイズ、大規模なエリアでのフィーチャのマージまたはユニオン、フィーチャのスケーリング、頂点の編集、形状変更、または移動によるフィーチャのサイズの増加、長いオフセット距離を使用したバッファー作成などがあります。

ソフトウェアのクラッシュ時

編集内容を定期的に保存し、ソフトウェア エラーが発生しても回復できるようにしておく必要があります。 クラッシュを防ぐには、最新の ArcGIS サービス パックとパッチがインストールされ、アドオンとエクステンションの互換性が維持されていることを確認してください。 さらに、編集時に、[ジオメトリのチェック (Check Geometry)] および [ジオメトリの修正 (Repair Geometry)] ツールを実行して、ソフトウェアの問題を引き起こす可能性のあるデータの問題点を見つけて、修正することができます。

予想に反して ArcGIS が存在する場合は、自動エラー レポートを送信します。 サポートに問い合わせること、およびクラッシュの直前に実行していた手順とデータを提供することも検討する必要があります。

メモ:

ソフトウェアの強制終了を解決する方法の詳細は、「技術記事 000009311」をご参照ください。

関連トピック

  • 編集セッションについて
  • 編集セッションの開始 (編集の開始)

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