PostgreSQL データベース クラスターには複数のデータベースを設定できます。データベースごとに 1 つのジオデータベースを作成し、認証することができます。
下の図では、1 つの PostgreSQL データベース クラスターに 2 つの異なるデータベースが格納されており、各データベースには完全なジオデータベースが格納されています。
データベースには、PostgreSQL の識別子の命名規則に準拠した任意の一意の名前を使用できます。数字で始まる名前は使用できず、小文字のみを使用する必要があります。
[エンタープライズ ジオデータベースの作成 (Create Enterprise Geodatabase)] ジオプロセシング ツールまたは Python スクリプトを使用して、PostgreSQL データベース クラスターにデータベースとジオデータベースを追加作成することができます。最初にジオデータベースを作成したときに sde ユーザーをすでに指定しているため、次にツールを実行するときは、sde ユーザーに対して必ず同じパスワードを使用します。
ArcGIS からジオデータベースへの各接続は、1 つのデータベースにのみアクセスします。たとえば、ArcMap から database1 に接続しているときに、同じ接続を使用して database2 から情報を検索することはできません。database2 のデータにアクセスするには、ArcMap から database2 への 2 つ目のデータベース接続を設定します。