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SQL Server での Windows 認証の sde ログインの使用

sde スキーマのジオデータベースを使用する場合は、SQL Server 認証の sde ログイン アカウントの代わりに、Windows の sde ログイン アカウントを使用することができます。これを行うには、sde ユーザーにマッピングする Windows ログインまたはドメイン ログインを作成し、それを SQL Server インスタンスに追加し、ジオデータベースの格納に使用するデータベースを作成し、そのデータベースに sde ユーザーと sde スキーマを追加し、適切なログインを sde ユーザーにマッピングする必要があります。

  1. sde ユーザーにマッピングする Windows ログインを作成します。このアカウントは、ドメイン アカウントまたは SQL Server がインストールされているサーバー上のローカル Windows アカウントとして作成することができます。

    メモ:

    ログインがローカルの Windows ログインである場合は、ジオデータベースにローカル接続することしかできません。ジオデータベースに他のコンピューターからログインすることはできません。

  2. このログイン アカウントを、SQL Server インスタンスの SQL Server ログインに追加します。
  3. SQL Server Management Studio を開始し、データベースを作成します。
  4. Management Studio の新しいクエリ ウィンドウを開きます。
  5. ログインを新しいデータベースのユーザーとして追加し、次のコマンドを実行することによって、ユーザーのデフォルト スキーマを作成します。必ず <domain or server name> を自分のドメイン名またはサーバー名に、<login name> を実際のログイン名に置き換えてください。
    CREATE USER sde 
    FOR LOGIN <domain or server name>\<login name> 
    WITH DEFAULT_SCHEMA = sde;
    CREATE SCHEMA sde AUTHORIZATION sde;
    
  6. メモ:

    スキーマ名とデータベース ユーザー名は sde とする必要があります。

  7. sde ユーザーに、データベースでの CREATE TABLE、CREATE VIEW、CREATE PROCEDURE、CREATE FUNCTION 権限を割り当てます。
    GRANT CREATE TABLE
    , CREATE VIEW
    , CREATE PROCEDURE
    , CREATE FUNCTION TO sde;
    
  8. ログイン アカウントを使用して Windows にログインし、ジオデータベース リポジトリを作成します。この手順を実行するには、Windows に新しいアカウントでログインしている必要があります。
  9. ArcCatalog または ArcMap を起動し、[カタログ] ウィンドウを開きます。

    ヒント:

    データベースに接続できるようにするために、必ず SQL Server Native Client をクライアント コンピューターにインストールしてください。

  10. データベース接続を、ステップ 3 で作成したデータベースに追加します。オペレーティング システムの認証を使用して接続します。
  11. データベース接続を右クリックして、[ジオデータベースの有効化] をクリックします。

    [エンタープライズ ジオデータベース有効化] が開き、[入力データベース] テキスト ボックスにデータベース接続が設定されています。

  12. ArcGIS Server のインストールを認証したときに作成された ArcGIS Server のキーコード ファイルを参照して選択し、それを [認証ファイル] テキスト ボックスに追加します。

    ウィザードを使用して ArcGIS Server を認証する際に、ソフトウェアがインストールされているサーバーに keycodes ファイルが書き込まれます。Linux ボックス上で ArcGIS Server を認証した場合、このファイルは /arcgis/server/framework/runtime/.wine/drive_c/Program Files/ESRI/License<release>/sysgen に作成されています。Windows サーバー上で認証した場合、このファイルは Program Files\ESRI\License<release>\sysgen に作成されています。まだ作成していない場合には、ArcGIS Server を認証して作成します。

  13. [OK] をクリックしてツールを実行します。

ジオデータベース ユーザーが直接ジオデータベースに接続する場合は、すべてのクライアント コンピューターへの SQL Server ネイティブ クライアントのインストールが終われば、ジオデータベースの設定は完了です。

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