Standard または Advancedのライセンスで利用可能。
レプリカ間でのスキーマの変更の適用は、複数の手順で構成されます。たとえば、レプリカ ジオデータベースと別の相対レプリカ ジオデータベースの間のスキーマの差分を特定するために、最初のレプリカ ジオデータベースから [レプリカ スキーマの比較] コマンドを実行することができます。これにより生成されるスキーマ変更ファイルには、相対レプリカ ジオデータベースと一致させるために、レプリカ ジオデータベースに適用する必要がある変更が記述されています。これらの変更を適用するには、レプリカ ジオデータベースから [スキーマの変更のインポート] コマンドを実行し、変更ファイルから変更内容をインポートします。
ネットワーク接続環境にいる場合、レプリカを比較するには、「レプリカ スキーマの比較」の手順を実行し、変更をインポートするには「レプリカ スキーマのインポート」の手順を実行します。
ネットワークに接続されていない環境では、レプリカ スキーマを比較する前に、スキーマをファイルにエクスポートし、相対レプリカに送信する必要があります。相対レプリカは受信したスキーマ ファイルを使用してレプリカの比較を行います。詳細については、「レプリカ スキーマのエクスポート」をご参照ください。
以下の手順では、一方向または双方向レプリケーションを使用して、親のジオデータベースから子のジオデータベースのスキーマを更新する方法を説明します。
- ArcCatalog を開きます。
- 子のジオデータベースを右クリックし、[分散ジオデータベース] > [レプリカ スキーマの比較] の順にクリックします。
- [ジオデータベース] の箇条書きをオンにして、親のジオデータベースを参照します。
- [レプリカ名] で正しいレプリカを選択します。
- [レプリカ スキーマの変更を XML ファイルへ出力] の名前と場所を指定します。
- [完了] をクリックします。
スキーマの変更が出力された XML ファイルが作成されます。
- 子のジオデータベースを右クリックし、[分散ジオデータベース] > [レプリカ スキーマのインポート] の順にクリックします。
- ステップ 5 で指定した XML ファイルの場所を参照します。
- [次へ] をクリックして [完了] をクリックします。