3D Analyst のライセンスで利用可能。
指定した距離を使用して LIDAR データ全体にわたって移動できれば便利です。たとえば、新しく取得した LIDAR データに対して初期 QA/QC 検査を行うときに、データセット上で指定した x、y 距離に画面移動できれば便利です。画面移動ツールを使用して、LAS データセット全体を特定の方向へ一定の距離移動できます。ごく一般的な方法は、LAS タイル境界を表すオフセット距離を設定することです。そうすれば、LIDAR データをタイルごとに移動できるようになります。オフセットも特定用途に基づいて設定できます。
ArcMap の [LAS データセット] ツールバーで、x および y 方向のオフセット制御に利用できる画面移動ボタンには、次に示す 4 種類があります。
- [左へ移動]
- [右へ移動]
- [上へ移動]
- [下へ移動]
[移動オプション] ダイアログ ボックスを使用すると、LAS データセット全体を移動する距離を制御できます。[X 方向のオフセット] は、左および右の画面移動ボタンが選択されている場合、左または右の移動距離を制御します。[Y 方向のオフセット] は、上および下の画面移動ボタンが選択されている場合、上または下の移動距離を制御します。x および y のデフォルト値は、LAS データセットの定義に使用される LAS ファイルの範囲の中央値です。
オフセット距離を変更する手順は次のとおりです。
- [LAS データセット] ツールバー上にアクティブな LAS データセットが設定されていることを確認します。
- [LAS データセット] ドロップダウン メニューをクリックし、[移動オプション] を選択します。
- 新しいオフセット距離を入力して、[OK] をクリックします。