マップ上へのハッチの表示の仕方として、さまざまな方法を指定できます。ここでは、そのうちいくつかのハッチ操作方法を説明します。
オフセット
ハッチ クラスのすべてのハッチ定義を同じ寸法だけオフセットできます。また、ハッチ定義ごとにオフセットを指定することもできます。
![オフセットの例 オフセットの例](GUID-7667B4D8-51BB-4EA8-A3F2-2A517398F897-web.gif)
配置
各ハッチ定義をフィーチャの左側、フィーチャの中央、またはフィーチャの右側に表示できます。中央を選択した場合は、ハッチの左側にラベルが表示されます。
![配置の例 配置の例](GUID-C6186C19-1134-4A9F-9D0B-D6E8F38868FD-web.gif)
メジャーの表示範囲
最小メジャー値以外の地点からハッチ表示を開始できます。また、最大メジャー値以外の地点でハッチ表示を終了することもできます。
![ハッチの開始位置と終了位置の例 ハッチの開始位置と終了位置の例](GUID-8D98C219-D4EF-4228-A8B0-FB8435637F6D-web.gif)
マルチパート
フィーチャが複数の部分で構成されている場合、フィーチャ全体を対象にハッチを表示するか、部分ごとにハッチを表示するかを選択できます。
![マルチパート マルチパート](GUID-D2BF2681-0F63-4227-A8CE-45B3C360F973-web.gif)
デフォルト
デフォルトでは、ハッチ間隔に合わせてハッチが配置されます。つまり、ラインの最小メジャー値がハッチ間隔で割り切れないときは、ハッチ間隔で割り切れる最初のメジャー値の地点に先頭ハッチが表示されます。たとえば、ラインのメジャー値範囲が 1.1 ~ 5.2 であり、ハッチ間隔が 0.25 の場合、1.25 の地点に最初のハッチが表示されます。必要であれば、この動作を無効にできます。この設定は、端点のハッチ定義には適用されません (この例には示されていません)。
![間隔に合わせてハッチを表示 間隔に合わせてハッチを表示](GUID-7F2C91BA-1B02-4AEC-A281-43AB0EF4A3B9-web.gif)
許容値
フィーチャの最大メジャー値がハッチ間隔で割り切れず、端点のハッチ定義が指定されている場合は、2 つのハッチが接近して表示されたり、重なり合ったりする可能性があります。これを回避するには、ハッチの端点の許容値を指定します。ハッチ同士の距離がハッチの端店の許容値より小さい場合、その部分にはハッチが描かれません。ハッチ端点の許容値はルート メジャー単位で指定し、通常は、ハッチ間隔より小さい値を指定します。
![端部ハッチとハッチ許容値の例 端部ハッチとハッチ許容値の例](GUID-7DAB2FE3-E3A6-4A95-89B1-9BAC5F32BB68-web.gif)
垂直
ハッチはフィーチャに垂直に描かれます。計算された角度に追加する角度を指定することもできます。
![回転の例 回転の例](GUID-6A201E7F-A586-469D-AE22-07AD98C82702-web.gif)
テキストの反転
フィーチャの向きに合わせてハッチ テキストを反転します。ハッチ テキストを読みやすくします。この機能を無効にすると、常に、メジャー値が大きくなる方向にハッチ テキストが表示されます。
![反転の例 反転の例](GUID-6BA61078-E5E5-4858-BABC-E340AB043A96-web.gif)
ルートの両端
ルートの両端にのみハッチを表示できます。この場合、ハッチ間隔を指定する必要がありません。
![ルートの両端にハッチを表示 ルートの両端にハッチを表示](GUID-68AF837A-CD35-4E57-AC81-FBB346B9E058-web.gif)