概要
この関数を使用して、シングルバンド モザイク データセットまたはラスター データセットのシンボル化に使用する属性テーブルを指定できます。この関数は、土地被膜、土地利用、危険因子、気温範囲などのカテゴリ別に分類が行われた画像を表示するために使用します。
備考
- この関数は、8 ビットのラスター入力のみをサポートしています。
- 既存の色属性テーブルをシングルバンド カテゴリ ラスターまたはモザイク データセットに適用することができます。
- 赤、緑、および青の名前が付いたフィールドがテーブルに含まれている場合は、イメージをレンダリングする際に、これらのフィールド内の値がカラーマップと同様に使用されます。
- 属性テーブルは、内部属性テーブルを含むラスター データセットと同じように、データセット内に格納されていない場合でも、この関数を使用する際に参照されます。
- データセットを表示するときに、テーブル値に基づいてデータセットをシンボル表示できます。ピクセルを検索する際には、テーブル値が返されます。
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
入力ラスター | 入力ラスター。 |
属性テーブル | 入力属性テーブルは次のいずれかから生成されます。
|
モザイク データセットに対する属性テーブル関数の適用
- 1 つのバンドのモザイク データセットを作成します。
モザイク データセットを作成するときに、バンドの数を 1 に指定する必要があります。1 以外では、関連するカラーマップを持つ可能性のあるラスター データセットを追加するとき、モザイク データセットは 3 バンドの RGB モザイク データセットになります。
- [モザイク データセット名] フィールドに名前を入力します。
- モザイク データセットの [座標系] を選択します。
- [ピクセル プロパティ] を展開し、[バンド数] に「1」を入力します。
- [OK] をクリックしてツールを実行します。
- [カタログ] ウィンドウでモザイク データセットを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。適切なデフォルト値を選択し、モザイク データセットを作成します。これにより、デフォルトでピクセルが適切にリサンプリングされ、主題画像として表示されるようになります。
- [一般] タブをクリックし、[ソース タイプ] を [主題] に変更します。
- [デフォルト] タブをクリックします。
- [許可される圧縮方法] 参照ボタン (省略記号) をクリックし、[JPEG] と [LERC] をオフにし、[デフォルトの手法] を [LZ77] または [なし] に設定します。
- [デフォルトのリサンプリング方法] を [最近隣内挿法] に変更します。
- ラスター データをモザイク データセットに追加します。必要に応じて、[オーバービューの更新] オプションをオンにしてオーバービューを構築するか、すべてのデータが追加されたときにオーバービューを構築します。オーバービューが構築されない場合、すべてのデータが追加された後に、モザイク データセットの統計情報を計算します。
- [カタログ] ウィンドウでモザイク データセットを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [関数] タブをクリックします。
- [モザイク関数] を右クリックして、[挿入] > [属性テーブル関数] の順にクリックします。
- [属性テーブル] 参照ボタンをクリックして、サポートされている次のいずれかの属性テーブルを参照します。
- .dbf ファイル
- 属性テーブルを含むラスター データセット
- 別のモザイク データセットの属性テーブル関数で使用されているテーブル
ラスター属性テーブルには、ピクセル値とカテゴリ名のマッピングが含まれます。これは、OID、VALUE、および COUNT の各フィールドと ArcGIS Desktop が認識しレンダリングの際にカラー化に使用するオプションの Red、Green、Blue の各列とともに、[コンテンツ] ウィンドウに表示されます。
- [OK] をクリックして、すべてのウィンドウを閉じます。