ブロック調整ワークフローは、さまざまなテーブル出力を生成できます。このトピックでは、各テーブル内に存在するフィールドについて説明します。
コントロール ポイント テーブル
コントロール ポイント テーブルは、タイ ポイント、地上コントロール ポイント (GCP)、およびチェック ポイントで必要になる情報を格納します。 このテーブルは、最初は [タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールで生成されます。[コントロール ポイントの計算 (Compute Control Points)] ツールまたは [ブロック調整] ウィンドウ を使用してテーブルを更新できます。
フィールド名 | 説明 |
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ImageID | 画像識別番号。この値は、モザイク データセットのフットプリント テーブル内の OBJECTID フィールドの値と同じです。 |
PointID | ポイント識別番号。この値は、さまざまなオーバーラップする画像上の同じポイント位置を表します。 |
Type | 行が表すコントロール ポイントのタイプを定義する以下のコード。
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Status | ポイントのステータスを定義する以下のコード。
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Score | 画像コレクションに基づくマッチング アルゴリズムによって生成されるスコア。スコアの値の範囲は 0.0 ~ 1.0 であり、0 のスコアが最適な一致を表します。 |
Rays | 同じ PointID を持っているポイントの数。 |
V1 and V2 | Type フィールドが 1 (タイ ポイント) の場合、V1 はタイ ポイントの X 座標、V2 はタイ ポイントの Y 座標です。 |
Type フィールドが 2 または 3 (GCP またはチェック ポイント) の場合、値はメートル単位で表されたコントロール ポイントの精度を示しています。
X、Y の精度または Z の精度を使用できない場合、-2 の値が、精度が不明であることを意味します。システムに精度を計算させたい場合は、-1 の値をフィールドに入力します。 |
ソリューション テーブル
ソリューション テーブルは、各画像の変換、およびそれに関連する二乗平均平方根 (RMS) を格納します。このテーブルは、[ブロック調整計算 (Compute Block Adjustment)] ツールで生成されます。
フィールド名 | 説明 |
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ImageID | 画像識別番号。この値は、モザイク データセットのフットプリント テーブル内の OBJECTID フィールドの値と同じです。 |
RMS | ソリューション ポイントの RMS。RMS はピクセル単位で表されます。 |
Quality | 各画像の調整の品質。1 の値が最高の品質を示します。 |
Data | BLOB (Binary Large Object) として格納される計算された調整結果。この結果は、[ブロック調整の適用 (Apply Block Adjustment)] ツールを実行したときに、モザイク データセット内の対応する画像に適用されます。 |
調整品質テーブル
調整品質テーブルは、オーバーラップしているエリアの調整品質の詳細を格納します。このテーブルは、[ブロック調整計算 (Compute Block Adjustment)] ツールで生成されます。
フィールド名 | 説明 |
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ImageID | 1 番目の画像の画像識別情報。 |
ImageID2 | 2 番目の画像の画像識別情報。 |
lD | ピリオドで区切られた、オーバーラップしている画像の ID のリスト。 |
PointCount | 画像ペアのオーバーラップしているエリア内のポイントの数。 |
BlunderCount | 大きい誤差を含むポイントの数。これらのポイントは、調整計算から除外されます。 |
BHR | 2 つの画像の底面と高さの比率 (BHR)。 |
ViewAngle | 2 つの画像の交点角度。 |
MaximumGSD | 2 つの画像の最大地上分解能 (GSD)。 |
MosaicMeanError | 2 つの画像のモザイクの誤差の平均値。PointID ごとのモザイクの誤差は、メートル単位であり、マップ空間内のソリューション ポイント間の差として計算されます。 |
Mosaic RMSE | 2 つの画像のモザイク データセットの誤差の二乗平均平方根。これは、メートル単位で表されます。 品質の高いモザイクは、同じような Mosaic RMSE および MaximumGSD の値を持ちます。 |
EpipolarDistanceRMS | エピポーラ距離の二乗平均平方根。これは、ソリューション ポイントとエピポーラ ラインの間の距離です。 |
オーバーラップ テーブル
オーバーラップ テーブルは、画像オーバーラップ エリアのポリゴン、およびオーバーラップごとの関連する統計情報を格納します。このテーブルは、[コントロール ポイントの分析 (Analyze Control Points)] ツールによって生成されます。
フィールド名 | 説明 |
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Count | オーバーラップしている画像の数。 |
ID | ピリオドで区切られた、オーバーラップしている画像の ID のリスト。 |
PointCount | オーバーラップしているエリア内のポイントの数。 |
PointCoverage | オーバーラップしているエリア内のポイントの割合。 この割合は、小数で表されます。たとえば、55% は 0.55 として表されます。 |
Multirays | 一意の PointID の数。 |
Mask | タイ ポイントまたはコントロール ポイントを計算する際に行が使用されるかどうかを示すコード フィールド。
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カバレッジ テーブル
カバレッジ テーブルは、タイ ポイントまたはコントロール ポイントによってカバーされたエリアの輪郭を描く凸面ポリゴンを格納します。このテーブルは、[コントロール ポイントの分析 (Analyze Control Points)] ツールによって生成されます。
フィールド名 | 説明 |
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ImageID | 画像識別番号。 |
Coverage | コントロール ポイントがカバーしている画像の割合。 カバーされるエリアは、すべてのコントロール ポイントの凸面ポリゴンを使用して作成されます。 |
Count | 画像ごとのポイントの数。 |
Multirays | 一意の PointID の数。 |