アニメーション マネージャーの [タイム表示] タブを使用して、トラックやキーフレームの配置を対話形式で変更することができます。たとえば、あるトラックのキーフレームを再生するタイミングを他のトラックを基準として変更したり、複数のトラックを同期させる方法を構成したりできます。
トラックのアニメーション再生時間を短縮する
デフォルトでは、アニメーション トラックはアニメーション全体におよびます。つまり、開始時間は 0.0、終了時間は 1.0 です。これらの値は [トラック] タブで変更することができます。また、[タイム表示] タブでトラックの端をドラッグすることにより、対話形式で変更することもできます。
トラックの開始時間と終了時間を変更すると、アニメーションのさまざまな部分で効果を生み出すことができます。たとえば、2 つのカメラ トラックがあり、そのうちの 1 つにはキャプチャしたビューが含まれ、もう 1 つにはナビゲーションが録画されている場合、0.0 から 0.5 までは最初のトラックにビューアー カメラを制御させ、0.5 から 1.0 までは 2 つ目のトラックに制御させることができます。結果として、アニメーションを再生すると、アニメーションの前半部分ではカメラがキャプチャされたビューを追い、後半部分ではナビゲーションを追跡します。
タイムラインに沿ってトラックを移動する
トラックの長さがアニメーションの合計時間よりも短い場合は、トラックをタイムラインに沿って移動し、アニメーションで再生する時間を後にずらすことができます。
キーフレームのタイム スタンプを編集する
キーフレームも、0.0 から 1.0 までのタイム スタンプを持ちます。ただし、この値はアニメーションの合計時間ではなく、トラックでの時間を表します。([トラック] タブの [開始時間] および [終了時間] 列の値を変更する、トラックのアニメーション時間を削減する、またはタイムラインに沿ってトラックを移動することにより) トラックの開始時間または終了時間を変更しても、キーフレームのタイム スタンプは変化しません。キーフレームのタイム スタンプを編集するには、[タイム表示] タブを使用します。
既存のトラックにキーフレームを追加する
各アニメーション トラックには、新しいキーフレームを追加する際に、キーフレームのタイム スタンプを均等に分配するかどうかを制御するオプションがあります。[タイム スタンプを平均配分] オプションは、アニメーション マネージャーの [キーフレーム] タブのチェックボックスとして提供され、デフォルトでオンになっています。
オプションがオンの状態で、(たとえば [キーフレームの作成] ダイアログ ボックスを使用して) 新しいキーフレームをトラックに追加すると、すべてのタイム スタンプが時間に均等に配分されます。[時間のリセット] をクリックして、この再配分を強制的に実行することもできます。
トラックの [タイム スタンプを平均配分] オプションがオフの場合、新しいキーフレームには 1.0 の固定タイム スタンプが割り当てられるため、トラックの最後に配置されます。この場合、[時間のリセット] をクリックすると、キーフレームのタイム スタンプは 0.0 から 1.0 の間で再配分されますが、比例間隔を維持します。最初のキーフレームがすでに 0.0 に位置し、最後のキーフレームが 1.0 に位置している場合は、何も変化しません。
このモードは、タイム スタンプが等間隔で配置されていないキーフレームが含まれた既存のトラックがあり、その最初または最後にキーフレームを追加する必要がある場合に役立ちます。たとえば、30 個のキーフレームからなるレイヤー トラックを作成し、それぞれに 0.0 から 1.0 の間の特定のタイム スタンプを慎重に設定しているとします。レイヤーの後半の状態を表すキーフレームをもう 1 つ追加したい場合に、そのキーフレームをトラックに追加する必要がありますが、新しいキーフレームに合わせて他の 30 個のタイム スタンプを編集せずに済みます。
アニメーションにトラックを追加する
既存のトラックの前後に再生するトラックを追加する場合は、追加トラックに合わせて時間を追加することができます。