通常は 1 つのタイム アニメーション トラックを使用して、時系列データを視覚化することができます。ただし、状況によっては、複数のタイム アニメーション トラックを使用することが有効な場合があります。
別の縮尺で時系列データを視覚化する
時系列データを別の縮尺または距離で視覚化したい場合は、2 つのタイム アニメーション トラックと 1 つのマップビューまたはカメラ トラックを作成することができます。その後、アニメーション マネージャーでそれらのアニメーション トラックの [開始時間] と [終了時間] を変更して、アニメーション トラックがタイム ライン上に次々に配置されるようにすることができます。
たとえば、世界中のすべての国の人口増加を視覚化する場合、最初にグローバル スケールに縮小したときの人口増加を視覚化するタイム アニメーション トラック (タイム アニメーション トラック 1 など) を作成できます。次に、アジアの人口増加に関心があるときは、アジアを拡大表示できるマップ ビューまたはカメラ トラック (アジアを拡大表示など) を作成します。その後、さらに別のタイム トラック (タイム アニメーション トラック 2 など) を作成し、アジア内の人口増加を視覚化することができます。
![[アニメーション マネージャー] ウィンドウを使用した例 [アニメーション マネージャー] ウィンドウを使用した例](GUID-55C1B209-9D94-4446-BF96-895C35406F95-web.png)
必要に応じて、1 つのトラックのタイム ステップ (単位と間隔) および時間範囲を変更できます。
レイアウト ビューで複数のマップ表示をアニメーション化する
ArcMap で、別々のデータ フレームに 2 つの時間対応データがある場合にその 2 つのデータを一緒に視覚化するには、2 つのデータ フレームをレイアウト ビューに追加し、2 つのタイム アニメーション トラックを作成して、それらをデータ フレームのそれぞれの表示時間に追加します。2 つのタイム アニメーション トラックを一緒に再生すると、それらを追加した表示の時間が更新されます。