ダイナミック テキストは、マップ レイアウト上に配置されたテキストで、マップ ドキュメント、データ フレーム、およびデータ ドリブン ページの現在のプロパティに基づいて変化します。ダイナミック テキストを作成する対象には、次のようなものがあります。
- ユーザー名
- マップ ドキュメントが保存された日付
- マップ ドキュメントのファイル パス
- データ ドリブン ページ のシリーズのページごとに自動的に更新されるページ番号および名前
ダイナミック テキストを挿入すると、そのプロパティの現在の値が自動的に表示されます。そのプロパティが更新されると、ダイナミック テキストも自動的に更新されます。ダイナミック テキストは、HTML などのタグの使用によって機能します。このため、ダイナミック テキストと静的テキストを 1 つのテキスト エレメント内で結合し、使用可能な書式オプションを適用して、結果のテキスト表示をカスタマイズすることができます。
ダイナミック テキストには次の 7 つのタイプがあります。
- コンピューター (<dyn type ="computer"/>) - マップを現在表示しているコンピューターの名前が返されます。
- ユーザー (<dyn type ="user"/>) - 現在のログイン名が返されます。
- 日付 (<dyn type ="date"/>) - 現在の日付が返されます。デフォルトの書式は「yyyy/MM/dd」 (例: 1001/01/01) です。
- 時間 (<dyn type ="time"/>) - 現在の時間が返されます。デフォルトの書式は「hh:mm tt」 (例: 01:17 PM) です。
- ドキュメント (<dyn type ="document"/>) - マップ ドキュメントのプロパティ値が返されます。
- データ フレーム (<dyn type ="dataframe"/>) - 指定したデータ フレームのプロパティ値が返されます。
- ページ (<dyn type ="page"/>) - マップのデータ ドリブン ページ (有効な場合) のプロパティ値が返されます。