Keyhole Markup Language (KML) は、Google がサポートする主要なメカニズムで、Google Earth および Google マップ コミュニティで GIS データ、マップ、およびグラフィックス情報を交換するために使用されます。Google マップや Google Earth ユーザーの絶対数の多さにより、KML は、地理空間情報を交換、共有、および表示するための最も一般的な交換メカニズムの 1 つとなっています。
ArcGIS のユーザー コミュニティは、毎日多くの業界やアプリケーション向けに GIS 情報を更新する数千におよぶ組織で構成されています。広大な Web マッピングコミュニティの中で情報を公開して使用できるようにすること、また、使用可能な KML フォーマットでユーザーのデータへアクセスしてそのデータを使用できることにより、作業効率は大きく向上します。
ArcGIS ユーザーは、次の 3 つの方法で KML を適用することができます。
- KML ファイルを使用して、Web マッピング アプリケーション (Google Earth、Google マップなど) および KML をサポートするその他のアプリケーションで使用可能な GIS コンテンツを共有することができます。
- ArcGIS Server からライブ サービスとして動的に GIS コンテンツを提供できるため、情報が変更されるたびに最新の情報を公開することができます。
- 他の多くのユーザーの KML を、ArcGIS での日常業務に統合することができます。
GIS の作業で KML を適切に利用するには、フィーチャ、画像、およびマップ レイヤーを KML グラフィックスに変換する方法 (たとえば、KML に変換するための GIS データの準備方法) を十分に理解する必要があります。
KML を使用する上での概要と手順については、「KML とは」をご参照ください。