多くの GIS データセットにはフィーチャまたはラスターごとの時間の計測が含まれており、これらのテンポラル属性を使用して、時間対応レイヤーを作成、表示、操作することができます。最も一般的に使用される方法は、マップ レイヤーの時間プロパティを設定し、[タイム スライダー] ツールを使用してさまざまな時点のレイヤーを視覚化することです。
たとえば、動物の痕跡の位置、犯罪の発生、病気の症例、都市の成長、気象パターン、暴風雨の追跡など、時間単位でイベントを記録している場合が考えられます。
共通のマップ表示内で複数の時間対応レイヤーを組み合わせることもできます。
レイヤーの時間プロパティ
マップ レイヤーの時間プロパティは、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [時間] タブで有効にできます。
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マップ表示の [タイム スライダー] ツール
レイヤーに対して時間を有効にしたら、[ツール] ツールバーの [タイム スライダー] ツール を開き、マップ ドキュメント内で時間対応レイヤーを視覚化できます。
![ArcMap の [タイム スライダー] ツール ArcMap の [タイム スライダー] ツール](GUID-5D44C8E6-2D04-4AD9-A1A6-6C043370DE09-web.png)
タイム スライダーを使用して、さまざまな時点のレイヤーを表示したり、タイム ウィンドウの範囲内にあるイベントのレイヤーを表示したりすることができます。
時間対応レイヤーの操作方法については、「時系列データとは」をご参照ください。