概要
マルチポイントを追加するか、マルチポイントを使用して同じ範囲内にある既存のマルチポイントを置き換えることにより、マルチポイントを埋め込みテレイン フィーチャクラスに追加します。
使用法
このツールは、テレインに埋め込まれているフィーチャクラスにマルチポイントを追加します。テレインと埋め込みフィーチャクラスがすでに存在している必要があります。
テレインに埋め込むことができるのは、マルチポイントのみです。そのため、入力フィーチャクラスはマルチポイント タイプでなければなりません。
このツールは、APPEND (追加) と REPLACE (置換) という 2 つのタイプの操作を実行します。method の引数を使用して、どちらの操作モードを使用するかを指定します。
どちらの操作でも、四角形の対象地域 (AOI) を使用します。デフォルトでは、AOI は入力フィーチャクラスの範囲と同じです。入力フィーチャクラスのサブセットが必要な場合は、範囲環境を使用して特定の範囲を定義できます。APPEND の場合は、AOI 内にある、入力フィーチャクラスの頂点が追加されます。REPLACE は 2 つのフェーズで動作します。まず、AOI 内にある、埋め込みフィーチャクラスの頂点が削除されます。その後、ソース フィーチャクラスの AOI 内の頂点が追加されます。マルチポイントが AOI の境界をまたいでいる場合は、境界内の頂点だけが操作の対象となります。
テレインによって参照される可能性があるが、テレインに埋め込まれていない、標準のフィーチャクラスにポイントを追加する場合は、[アペンド (Append)] ツールを使用します。
[テレイン ポイントの追加 (Add Terrain Points)] は、利用できる既存の編集セッションがないか探します。(たとえば ArcMap の [エディター] を使用して) 元に戻す操作をサポートするために編集セッションが初期化されている場合は、元に戻す操作をサポートします。編集セッションが開始されていなければ、編集セッションを開始して終了します。その場合は、編集内容を元に戻すことはできません。
エンタープライズ データベース内のテレインでこのツールを使用するには、テレインがバージョン対応登録されている必要があります。これを行うには、テレインが格納されているフィーチャ データセットをバージョン対応登録します。
埋め込みフィーチャクラスにポイントを追加すると、テレインが無効になります。ポイントを追加した後は、[テレインの構築 (Build Terrain)] ツールを実行してください。
構文
arcpy.ddd.AddTerrainPoints(in_terrain, terrain_feature_class, in_feature_class, {method})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_terrain | 変更対象のテレイン データセット。 | Terrain Layer |
terrain_feature_class | ポイントが追加される埋め込みフィーチャクラス。 | String |
in_feature_class | 追加されるポイントを含むフィーチャクラス。 | Feature Layer |
method (オプション) | ポイントをターゲットに追加するか、ポイントを使用してターゲット内のポイントを置き換えるかを指定します。 | String |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
derived_out_terrain | テレイン レイヤー |
環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 3D Analyst
- Standard: 次のものが必要 3D Analyst
- Advanced: 次のものが必要 3D Analyst