Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
3D Analyst のライセンスで利用可能。
概要
セル単位で 2 つのラスター値を除算します。
図
使用法
このツールでは、入力の順番が出力結果に影響します。
数値をゼロで除算すると、出力は NoData になります。
入力のデータ タイプによって出力のデータ タイプが決まります。
- どちらの入力も整数である場合、整数除算が実行され、出力結果は整数になります。たとえば、3 を 2 で割ると、出力は 1 になります。
- どちらかの入力が浮動小数点数である場合、浮動小数点数除算が実行され、出力結果は浮動小数点値になります。たとえば、3 を 2.0 で割ると、出力は 1.5 になります。
構文
arcpy.ddd.Divide(in_raster_or_constant1, in_raster_or_constant2, out_raster)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_raster_or_constant1 | 2 つ目の入力で割られる入力値です。 他のパラメーターでラスターが指定されている場合、数値をこのパラメーターの入力として使用できます。両方の入力で数値を指定するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。 | Raster Layer; Constant |
in_raster_or_constant2 | 最初の入力を割る入力値です。 他のパラメーターでラスターが指定されている場合、数値をこのパラメーターの入力として使用できます。両方の入力で数値を指定するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。 | Raster Layer; Constant |
out_raster | 出力ラスター。 セル値は、最初の入力ラスター (被除数) を 2 つ目の入力ラスター (除数) で割った商です。 | Raster Dataset |
コードのサンプル
Divide の例 1 (Python ウィンドウ)
この例では、最初の入力ラスターの値を 2 つ目の入力ラスターの値で割っています。
import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
arcpy.Divide_3d("degs", "negs", "C:/output/outdivide2")
Divide の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
この例では、最初の入力ラスターの値を 2 つ目の入力ラスターの値で割っています。
# Name: Divide_3d_Ex_02.py
# Description: Divides the values of two rasters on a cell-by-cell basis
# Requirements: 3D Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
# Set local variables
inRaster1 = "elevation"
inRaster2 = "landuse"
# Check out the ArcGIS 3D Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("3D")
# Execute Divide
arcpy.Divide_3d(inRaster1, inRaster2, "C:/output/outdivide")
環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
- Standard: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
- Advanced: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst