3D Analyst のライセンスで利用可能。
概要
ArcScene ドキュメント (*.sxd) を ArcGIS CityEngine Web シーン (*.3ws) フォーマットにエクスポートして CityEngine Web ビューアーで表示します。
CityEngine Web ビューアーは、HTML5 WebGL テクノロジを使用して、Web ブラウザーで 3D コンテンツを描画します。WebGL をサポートするブラウザーで 3D シーンを表示するためにプラグインまたは ArcGIS CityEngine ライセンスは必要ありません。
使用法
ArcScene でサポートされるデータおよびレイヤーは、LAS データセットおよびグラフィックスを除いてすべてエクスポートされます。2D シンボルを使用して描画されたポイントまたはライン フィーチャ レイヤーは、エクスポートから除外されます。フィーチャをエクスポートするには、3D シンボル (球体またはチューブなど) を使用してフィーチャがレンダリングされている必要があります。
出力 Web シーンには、入力 ArcScene ドキュメントの次のプロパティが含まれています。
- 格納されたブックマーク (カメラ位置)
- レイヤーの表示設定
- 高さ強調
- ラスターの表示解像度 (最大 1024 x 1024 )
- 座標系
ArcScene ドキュメントで指定されている対象地域 (AOI) および出力範囲ジオプロセシング環境変数の両方の範囲内にあるデータのみがエクスポートされます。
エクスポート中に発生したエラーまたは警告の詳細は、PRT#.txt(# は各ログ ファイルが生成されるたびに増加する数値) という名前のログ ファイルに書き込まれます。このファイルの場所はオペレーティング システムによって異なります。
- Windows XP の場合: <Install drive>:\Documents and Settings\<user name>\Application Data\ESRI\GeoProcessing
- Windows Vista および Windows 7 の場合: <Install drive>:\Users\<user name>\AppData\Local\ESRI\GeoProcessing
構文
arcpy.ddd.ExportTo3DWebScene(in_scene_document, out_3d_web_scene)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_scene_document | CityEngine Web シーンにエクスポートされる入力 ArcScene ドキュメント (*.sxd)。 | File |
out_3d_web_scene | ArcScene ドキュメントから作成される出力 3D Web シーン (*.3ws)。 | File |
コードのサンプル
ExportTo3DWebScene (3D Web シーンにエクスポート) の例 (Python window)
次の Python ウィンドウ スクリプトで、ExportTo3DWebScene (3D Web シーンにエクスポート) ツールをイミディエイト モードで使用する方法を示します。
import arcpy
from arcpy import env
arcpy.CheckOutExtension("3D")
env.workspace = "C:/data"
arcpy.ExportTo3DWebScene_3d("in_scene_document", "out_3d_web_scene")
環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 3D Analyst
- Standard: 次のものが必要 3D Analyst
- Advanced: 次のものが必要 3D Analyst