概要
1 つ以上のフィーチャクラスまたはレイヤーのフィーチャをシェープファイルのフォルダーにコピーします。
使用法
シェープファイルには、ジオデータベース内のフィーチャクラスと比べて多くの制限があります。たとえば、シェープファイルの属性には NULL 値を格納できず、数値は切り上げられます。Unicode 文字列のサポートも十分ではなく、10 文字を超えるフィールド名は使用できません。また、1 つのフィールド内に日付と時間の両方を格納することはできません。シェープファイルはさらに、ドメインやサブタイプなど、ジオデータベースで提供されている機能をサポートしていません。
シェープファイルには、入力フィーチャクラス名の名前が付けられます。たとえば、入力が「C:\base.gdb\rivers」である場合、出力シェープファイルの名前は「rivers.shp」になります。出力シェープファイル名を明示的に制御し、追加の変換オプションをいくつか設定するには、[フィーチャクラス → フィーチャクラス (Feature Class To Feature Class)] ツールを使用します。
出力シェープファイルが出力フォルダーにすでに存在している場合は、名前の末尾に番号が付加され (たとえば、rivers_1.shp)、シェープファイルの名前が一意に指定されます。
構文
arcpy.conversion.FeatureClassToShapefile(Input_Features, Output_Folder)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
Input_Features [Input_Features,...] | 入力フィーチャクラスまたはフィーチャ レイヤーのリストを変換して、出力フォルダーに追加します。 | Feature Layer |
Output_Folder | シェープファイルが書き込まれるフォルダーです。 | Folder |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
Derived_Folder | 新しいシェープファイルを含むフォルダー。 | フォルダー |
コードのサンプル
FeatureClassToShapefile (フィーチャクラス → シェープファイル (マルチプル)) の例 1 (Python ウィンドウ)
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで FeatureClassToShapefile 関数を使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/airport.gdb"
arcpy.FeatureClassToShapefile_conversion(["county", "parcels", "schools"],
"C:/output")
FeatureClassToShapefile (フィーチャクラス → シェープファイル (マルチプル)) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
次のスタンドアロン スクリプトで、FeatureClassToShapefile 関数を使用する方法を示します。
# Name: FeatureClassToShapefile_Example2.py
# Description: Use FeatureClassToShapefile to copy feature classes to shapefiles
# Import system modules
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data"
# Set local variables
inFeatures = ["climate.shp", "majorrds.shp"]
outLocation = "C:/output"
# Execute FeatureClassToGeodatabase
arcpy.FeatureClassToShapefile_conversion(inFeatures, outLocation)
環境
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい