概要
ファイル ジオデータベースのコンテンツの表示を定義し制限するライセンス定義ファイル (*.licdef) を生成します。ライセンス付きファイル ジオデータベースのコンテンツを表示するには、ライセンス ファイル (*.sdlic) を作成し、ArcGIS Administrator でインストールします。ライセンス ファイルの作成には、[ファイル ジオデータベース ライセンスの生成 (Generate File Geodatabase License)] ツールを使用します。
使用法
ライセンスは、通常、使用許諾に基づいて共有またはライセンスされる、これ以上編集する必要のない完成度の高いデータセットに適用します。出力ライセンス付きファイル ジオデータベースのライセンスを解除して、元のライセンスされていない形式に戻すことはできません。
ライセンスが付与されると、ファイル ジオデータベースのコンテンツの出力は、[ファイル ジオデータベース ライセンスの生成 (Generate File Geodatabase License)] ツールを使用してライセンス ファイル (*.sdlic) を作成し、ArcGIS Administrator を使用してライセンス ファイルをインストールするまで、ArcCatalog でも ArcMap でも表示できません。
ArcGIS Administrator でライセンス ファイルをインストールする詳細については、「ArcGIS データ ライセンスの追加と削除」をご参照ください。
フィーチャクラスまたはテーブルを個別にライセンスして、一部のフィーチャクラスまたはテーブルだけをライセンスすることはできません。ただし、ライセンス付きファイル ジオデータベースには、新しい空のフィーチャクラスの作成、コピーと貼り付け、インポートなどの操作を通じて、ライセンスされていないフィーチャクラスまたはテーブルを追加することができます。
構文
arcpy.management.GenerateLicensedFgdb(in_fgdb, out_fgdb, out_lic_def)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_fgdb | これからライセンスを付与するまだライセンスされていないファイル ジオデータベース。 | Workspace |
out_fgdb | ライセンス付きファイル ジオデータベースの名前と格納場所。 | Workspace |
out_lic_def | ライセンス定義ファイル。 | File |
コードのサンプル
GenerateLicensedFgdb (ライセンス付きファイル ジオデータベースの生成) の例 1 (Python ウィンドウ)
次の例で、GenerateLicensedFgdb (ライセンス付きファイル ジオデータベースの生成) 関数を Python ウィンドウで使用する方法を示します。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/"
arcpy.GenerateLicensedFgdb_management("london.gdb","london_lic.gdb", "london.licdef")
GenerateLicensedFgdb (ライセンス付きファイル ジオデータベースの生成) の例 2 (スタンドアロン Python スクリプト)
次の例で、GenerateLicensedFgdb (ライセンス付きファイル ジオデータベースの生成) 関数をスタンドアロン Python スクリプトで使用する方法を示します。
# Name: GenerateLicensedFileGeodatabase.py
# Description: Use the GenerateLicensedFgdb tool to license a file geodatabase
# import system modules
import arcpy
import os
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data"
# Set local variables
geodatabase = "london.gdb"
out_geodatabase = "london_lic.gdb"
licdef = "london.licdef"
# Process: Restrict the data
arcpy.GenerateLicensedFgdb_management(geodatabase, out_geodatabase, licdef)
環境
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: はい
- Advanced: はい