Data Reviewer のライセンスで利用可能。
概要
既存のジオデータベースをレビューアー ワークスペースと見なして Data Reviewer の結果を格納するために必要なフィーチャ データセットとテーブルを追加します。レビューアー ワークスペース テーブルは、ArcGIS Data Reviewer がレビューアー セッションを管理するために必要です。
使用法
このツールは、レビューアーの結果を保存するために必要なデータセットとテーブルが存在しない場合、それらを追加します。
レビューアー ワークスペースの空間参照と、整合チェック対象のデータは整合している必要があります。整合していない場合、レビューアーのジオメトリをレビューアー ワークスペースに保存することはできません。
このツールを古いバージョンのレビューアー ワークスペースに対して実行すると、各テーブルは最新のスキーマに更新されます。
このツールを最新バージョンのレビューアー ワークスペースに対して実行すると、警告が表示されます。
このツールを [レビューアー セッションの作成 (Create Reviewer Session)] ツールと共に使用して、レビューアー ワークスペースに新しいセッションを作成できます。
[コンフィグレーション キーワード] パラメーターでコンフィグレーション キーワードを選択していない場合、[出力データのコンフィグレーション キーワード] 環境設定がコンフィグレーション キーワードとして使用されます。この環境設定が存在しない場合は、DEFAULTS がコンフィグレーション キーワードとして使用されます。
ArcGIS Data Reviewer 10.6 以前のバージョンで作成したレビューアー ワークスペースを、最新のレビューアー スキーマにアップグレードするためには、管理権限を付与されたユーザーが、レビューアー セッション テーブルを調整、ポストし、エンタープライズ ジオデータベースを圧縮する必要があります。
[座標系] パラメーターは、レビューアー ワークスペースを現在のバージョンにアップグレードするときに無視されます。
[バージョン対応登録] パラメーターは、バージョン未対応のレビューアー ワークスペースを現在のバージョンにアップグレードするときに適用されます。このパラメーターは、バージョン対応のレビューアー ワークスペースを現在のバージョンにアップグレードするときにこのパラメーターが false に設定されている場合、無視されます。
[コンフィグレーション キーワード] パラメーターは、レビューアー ワークスペースを現在のバージョンにアップグレードするときにテーブルが存在しない場合、適用されます。[コンフィグレーション キーワード] パラメーターは、レビューアー ワークスペースを現在のバージョンにアップグレードするときにすべてのテーブルが存在する場合、無視されます。
構文
arcpy.Reviewer.EnableDataReviewer(workspace, {spatial_reference}, {register_as_versioned}, {config_keyword})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
workspace | Data Reviewer のテーブルとフィーチャ データセットが作成されるジオデータベース。これには、デスクトップ ジオデータベースまたはエンタープライズ ジオデータベースを使用できます。 | Workspace |
spatial_reference (オプション) | レビューアー ワークスペース内のフィーチャクラスの地理座標系または投影座標系。値が指定されない場合のデフォルトは、GCS_WGS_1984 です。 | Spatial Reference |
register_as_versioned (オプション) | ワークスペースに追加されるフィーチャクラスとテーブルをバージョン対応登録するかどうかを指定します。これはエンタープライズ データベースのみに適用されます。
| Boolean |
config_keyword (オプション) | データベース テーブルの格納パラメーターを決定するコンフィグレーション キーワード。これは、ファイル ジオデータベースとエンタープライズ ジオデータベースに適用されます。デフォルトでは、DEFAULTS キーワードが使用されます。 | String |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_reviewer_workspace | このツールによって生成されたレビューアー ワークスペース。 | ワークスペース |
コードのサンプル
EnableDataReviewer (Data Reviewer の有効化) の例 (スタンドアロン スクリプト)
次のスタンドアロン スクリプトで、この EnableDataReviewer ツールを示します。
# Name: EnableDataReviewer.py
# Description: Adds the Reviewer workspace feature dataset and tables to
# a new geodatabase and creates a Reviewer session
# Author: Esri
# Date: June 2014
# Import arcpy module
import arcpy
# Check out Data Reviewer license
arcpy.CheckOutExtension("datareviewer")
# Set environment
arcpy.env.workspace="c:/data/"
# Create new geodatabase
workspace = arcpy.CreateFileGDB_management("c:/data/","ReviewerWorkspace")
# Execute EnableDataReviewer
arcpy.EnableDataReviewer_Reviewer(workspace,"#","#","DEFAULTS")
# Create a new Reviewer session
arcpy.CreateReviewerSession_Reviewer(workspace,"Session 1","#")
# Check in Data Reviewer license
arcpy.CheckInExtension("datareviewer")
環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Data Reviewer
- Standard: 次のものが必要 Data Reviewer
- Advanced: 次のものが必要 Data Reviewer