テンポラリフォルダー (環境設定)—ArcMap

テンポラリフォルダー環境設定は、シェープファイル、テキストファイル、レイヤーファイルなど、ファイルベースのデータを書き込むことができるフォルダーの場所です。

テンポラリフォルダーは常に利用可能か実行時に作成されるので、テンポラリフォルダーに出力を書き込むことでコードが移植可能になります。

使用上の注意

スクリプトやモデルを実行するとき、テンポラリフォルダーが必ず存在している必要があります。このフォルダーへの書き込み許可も必要です。
テンポラリフォルダー環境は読み取り専用です。ユーザーはこの場所を直接設定できません。
- テンポラリワークスペース環境が設定されている場合、テンポラリフォルダー環境はこの値を最初に反映します。
  - テンポラリワークスペース環境がジオデータベースを参照する場合、ジオデータベースが存在するフォルダーがテンポラリフォルダー環境値になります。
  - テンポラリワークスペース環境がフォルダーを指している場合、テンポラリワークスペースの場所内の scratch というフォルダーがテンポラリフォルダー環境になります。scratch というフォルダーが存在しない場合、フォルダーが作成されます。
- テンポラリワークスペース環境が設定されていない場合、テンポラリフォルダー環境はユーザープロファイルの AppData セクション内のフォルダー (通常は C:\Users\<user_name>\AppData\Local\Temp\1\scratch) にデフォルトで設定されます。
テンポラリフォルダー環境に書き込まれたファイルは自動的に削除されません。ユーザーが自分で削除する必要があります。

arcpy.env.scratchFolder

import arcpy
print(arcpy.env.scratchFolder)