概要
ワークスペースまたはラスター カタログ内のラスターを反復処理します。
使用法
このツールは、ModelBuilder で使用するためのツールで、Python スクリプトでは使用できません。
ワークスペースまたはラスター カタログ内で反復処理するラスターを、ラスター タイプで制限することができます (ASC、BIL、BIP、BMP、BSQ、CIT、COT、DT0、DT1、DT2、ERS、GIF、GIS、GRID、HDF、IMG、JP2、JPG、LAN、LGG、NTF、OVR、PNG、RAW、RPF、SID、TIF など)。
ツールの出力は、「出力ラスター」と「名前」の 2 つです。「名前」は、他のツールでインライン変数(%名前%) として使用できます。
反復子をモデルに追加すると、モデル内のすべてのツールが反復子の各値に対して反復処理されます。各反復値に対してモデル内の各ツールを実行したくない場合は、反復子だけを含むサブモデル (モデル内のモデル、またはネストされたモデル)を作成し、メイン モデルにモデル ツールとして追加します。
構文
arcpy.mb.IterateRasters(in_workspace, {wildcard}, {raster_format}, {recursive})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_workspace | 反復処理するラスターを含むワークスペースまたはラスター カタログ。 | Workspace; Raster Catalog |
wildcard (オプション) | 結果を制限するために使用する、*(アスタリスク) と文字の組み合わせ。アスタリスクは「すべて」と同じ意味です。ワイルドカードを指定しない場合は、すべての値が返されます。たとえば、ワイルドカードを使用すると、名前が特定の文字や語句で始まる入力だけを反復処理できます (A*、Ari*、Land* など)。 | String |
raster_format (オプション) | ラスター形式 (ASC、BIL、BIP、BMP、BSQ、CIT、COT、DT0、DT1、DT2、ERS、GIF、GIS、GRID、HDF、IMG、JP2、JPG、LAN、LGG、NTF、OVR、PNG、RAW、RPF、SID、TIF など) を選択するか、その他の拡張子を入力します。 | String |
recursive (オプション) | メイン フォルダー内のサブフォルダーを再帰的に反復処理するかどうかを決定します。
| Boolean |
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい