概要
Web アプリの状態 (たとえば、含まれるサービス、レイヤーの表示設定、クライアント側のグラフィックス) を受け取って、指定された対象エリアの印刷可能なページ レイアウトまたは基本的なマップを返します。
使用法
このツールの入力は、Web マップのレイヤー、グラフィックス、およびその他の設定を表す JSON (JavaScript Object Notation) 形式のテキストです。JSON は ExportWebMap 仕様に従って構成します。
このツールは、Web サービスでの印刷をサポートするための ArcGIS Server 付属のツールで、事前設定された PrintingTools サービスを含んでいます。JavaScript、Flex、および Silverlight 用の ArcGIS Web API は PrintingTools サービスを使用して、マップ印刷のための画像を生成します。
ローカル ベクトル データを収容するサービス レイヤーをスワップ アウトしたり、マップ ブックを作成したりするなど、高度な処理が必要な場合は、Python の arcpy.mapping モジュールに実装されている ConvertWebMapToMapDocument() 関数を、このツールの代わりに使ってください。Python スクリプトを Web アプリで使用できるようにするには、ArcGIS Server ジオプロセシング サービスを介してスクリプトを公開します。詳細については、「Web アプリケーションでの印刷」をご参照ください。
構文
arcpy.server.ExportWebMap(Web_Map_as_JSON, Output_File, {Format}, {Layout_Templates_Folder}, {Layout_Template})| パラメーター | 説明 | データ タイプ |
Web_Map_as_JSON | Web アプリに表示されている、エクスポートするマップの状態を表す JSON 表現。このテキストの形式については、ExportWebMap 仕様をご参照ください。ArcGIS Web API (JavaScript、Flex、Silverlight 用など) を使用して、マップからこの JSON 文字列を取得できます。 | String |
Output_File | 出力ファイル名です。ファイルの拡張子は、[形式] パラメーターによって決まります。 | File |
Format (オプション) | 印刷用に生成されるマップ イメージの形式を指定します。
| String |
Layout_Templates_Folder (オプション) | レイアウト テンプレートとして使用するマップ ドキュメント (*.mxd ファイル) が格納されているフォルダーの絶対パス。デフォルトの場所は、<install_directory>\Templates\ExportWebMapTemplates です。 | Folder |
Layout_Template (オプション) | リストから選択したテンプレートの名前、または MAP_ONLY キーワード。MAP_ONLY を選択した場合、または空の文字列を渡した場合は、出力マップにページ レイアウト要素 (タイトル、凡例、縮尺記号など) が含まれません。 | String |
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい