概要
このツールは、指定したフォルダーの場所にある .jxl ファイルに Workflow Manager (Classic) リポジトリをエクスポートします。 *.jxl ファイルには、リポジトリのすべての構成情報、およびすべてのジョブに関する情報が含まれています。 *.jxl ファイルは、[ジョブ データのインポート (Import Job Data)] ツールを使用して別の Workflow Manager (Classic) リポジトリにインポートできます。
使用法
分散された作業者をサポートする、複数のサーバーまたは場所にわたって分散されたリポジトリがある場合があります。 親と子のノードがネットワークまたはインターネットに接続された非接続環境のレプリケーションでは、オフラインでレプリカを作成し、変更内容を同期する必要がある場合があります。 このために、[ジョブ データのエクスポート (Export Job Data)] ツールを使用すると、管理者は最新の構成で子の Workflow Manager (Classic) リポジトリを更新できます。 Workflow Manager (Classic) タイム スタンプはすべての記録を変更するため、特定の時間 (前回のエクスポート/同期など) からの変更のみを取得するには、[Export Since] パラメーターに日付を指定します。 これにより、指定した [Export Since] から変更されているエレメントのみがエクスポートされます。 時間の範囲で行われた変更を取得するには、[Export Since] パラメーターを使用して開始日を指定し、[Export Until] パラメーターを使用して終了日を指定します。
このツールの出力は整数のエクスポート ステータス値です。 成功した場合のエクスポート ステータスは 0 になり、失敗した場合は負の数値になります。 エクスポート ステータスは、[結果] ウィンドウに表示でき、ModelBuilder でその後ツールを実行するための前提条件として使用できます。
構文
arcpy.wmx.ExportJobData(Input_Folder, {Input_DatabasePath}, {Input_Repository_Name}, {Input_Export_Since}, {Input_Export_Until})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
Input_Folder | ツールから出力される JXL ファイルの場所。 このフォルダーは、ローカル ドライブまたはネットワーク ドライブに配置できます。 | Folder |
Input_DatabasePath (オプション) | エクスポートするデータベースの Workflow Manager (Classic) 接続ファイル。 接続ファイルを指定しない場合、プロジェクト内のデフォルトの Workflow Manager (Classic) データベースが使用されます。 | File |
Input_Repository_Name (オプション) | 共有する構成が含まれている Workflow Manager (Classic) リポジトリの名前。 リポジトリ名が指定されない場合、現在のデフォルトの Workflow Manager (Classic) リポジトリ名が使用されます。 | String |
Input_Export_Since (オプション) | 日付を指定すると、エクスポートされる JXL ファイルには、指定した時間と現在の日付の間で発生した変更のみが含まれます。 入力は、UTC 時間形式である必要があります。 | Date |
Input_Export_Until (オプション) | 日付を指定すると、エクスポートされる JXL ファイルには、[Export Since] と指定した時間の間で発生した変更のみが含まれます。 入力は、UTC 時間形式である必要があります。 | Date |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
Output_Status | ジョブ データのエクスポート操作の結果。 成功した場合は、0 を返します。 | Long |
コードのサンプル
ExportJobData の例 1 (スタンドアロン スクリプト)
指定した Workflow Manager (Classic) リポジトリの構成 (ジョブ情報を含む) をフォルダーの場所にエクスポートします。 エクスポートは、2010 年 12 月 9 日時点の構成となります。
# Import arcpy module
import arcpy
# Check out any necessary licenses
arcpy.CheckOutExtension("JTX")
# Local variables:
Input_Folder = "C:\\Temp"
Input_DatabasePath = "C:\\Program Files\\WMX\\Database\\wmx.jtc"
Input_Repository_Name = "Redlands_Repository"
Input_Export_Since = "12/09/2010 2:14:30 PM"
Input_Export_Until = "12/09/2012 4:00:00 PM"
# Process: Export Job Data
arcpy.ExportJobData_wmx(Input_Folder, Input_DatabasePath, Input_Repository_Name, Input_Export_Since, Input_Export_Until)
ExportJobData の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
デフォルトの Workflow Manager (Classic) リポジトリの構成 (ジョブ情報を含む) をフォルダーの場所にエクスポートします。
# Import arcpy module
import arcpy
# Check out any necessary licenses
arcpy.CheckOutExtension("JTX")
# Local variables:
Input_Folder = "C:\\Temp"
# Process: Export Job Data
arcpy.ExportJobData_wmx(Input_Folder)
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: 次のものが必要 Workflow Manager
- Advanced: 次のものが必要 Workflow Manager