- サイレントでのライセンスの認証
- オフラインでのライセンスの認証
- 10.1 ~ 10.6 から 10.6.1 へのライセンスのアップグレード
- 指定ユーザー ライセンスを使用した ArcGIS License Manager の 10.3 ~ 10.6 から 2018.0 へのアップグレード
- 10.1 ~ 10.6 から ArcGIS License Manager 2018.0 へのライセンス マネージャー ソフトウェアのアップグレード
- 以前のソフトウェアおよびライセンスを 10.0 から 10.1 以降 (ArcGIS License Manager 2018.0 を含む) にアップグレード
- Esri カスタマー サービスへのお問い合わせ
ArcGIS License Manager 2018.0 は、FlexNet Publisher ライセンス管理ソフトウェアを使用します。ArcGIS License Manager の各バージョンで使用されている FLEXnet Publisher のバージョンの詳細については、技術情報記事 13214 をご参照ください。このバージョンのライセンス マネージャーは、「サポートされているソフトウェア製品」に記載されているすべての製品リリースをサポートしています。バージョン 9.x から 2018.0 への移行の詳細については、「既存のユーザー」のページをご参照ください。
ArcGIS License Manager を使用し、インストールされた Portal for ArcGIS を経由して ArcGIS Pro およびプレミアム アプリの指定ユーザー ライセンスを認証するユーザーは、「Portal for ArcGIS で使用するためのライセンス マネージャーの構成」で詳細な認証手順と構成手順をご参照ください。ライセンス マネージャーのソフトウェアをインストールするには、以下の手順に従います。
ArcGIS License Manager は TCP/IP 経由で通信するため、Windows ライセンス サーバー上に正しくインストールして稼働状態にしておく必要があります。また、TCP/IP を利用するには、ネットワーク カードとそのドライバー、または MS ループバック アダプターのどちらかを、Windows コンピューターにインストールしておくことも必要です。ライセンスの認証プロセスを実行するために、インターネット接続を可能にしておくことも強く推奨されます。ライセンス マネージャーのコンピューターでインターネットに接続できない場合は、ソフトウェア認証ウィザードの [認証方法] パネルで電子メールまたは Web サイトを認証オプションとして選択してください。
ArcGIS 製品の購入後、Esri カスタマー サービスまたは販売代理店から電子メールが送信されます。このメールには、購入済み製品の一覧、関連付けられている認証の数およびライセンス数が記載されています。または、My Esri サイトにアクセスして、認証情報を取得することもできます。ライセンス マネージャーをインストールし、認証し、起動するには、次の手順に従います。
- My Esri のソフトウェア ダウンロードまたは ArcGIS のインストール メディアからライセンス マネージャーのセットアップを実行します。
- 指示に従って、ライセンス マネージャーを任意の場所にインストールします。インストール終了時に、ArcGIS License Server Administrator が表示されます。
- 認証プロセスを完了して、ライセンス サービスを起動します。後でこのステップを実行する場合は、Windows の [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [License Server Administrator] から License Server Administrator にアクセスすることができます。Linux の場合、License Server Administrator をインストール ディレクトリから起動するには、次のコマンドを使用します。<インストール パス>/arcgis/licensemanager/LSAdmin。
- [コンテンツ] ウィンドウで [認証] をクリックし、[バージョン] ドロップダウン リストからバージョンを選択して、[今すぐ認証] ボタンをクリックして、ソフトウェア認証ウィザードを起動します。
- ダイアログ ボックスに表示される指示に従って、認証プロセスを完了します。My Esri ポータルに生成されたプロビジョニング ファイル (*.prvs) を使用して、同時使用できるよう認証プロセスを効率化することができます。このファイルの情報は、ウィザード内の必要なすべてのユーザーおよび製品の認証情報に入力されます。プロビジョニング ファイルの詳細については、「プロビジョニング ファイル」セクションをご参照ください。
- [完了] をクリックし、ウィザードを閉じて、License Server Administrator に戻ります。
サイレントでのライセンスの認証
ライセンス マネージャーと My Esri から生成されるプロビジョニング ファイルを使用して、ArcGIS 10.1 ~ 10.6.1 の ArcGIS Desktop、ArcGIS Engine、ArcGIS Pro 1.2 ~ 2.2 の同時使用ライセンスをサイレント認証するには、次のコマンドを実行します。
softwareauthorizationLS.exe -S -VER 10.6 -LIF <*.prvs ファイルのパス>
上記のコマンドに -verbose を追加して、認証プロセスのステータスをコマンド ラインに表示できます。
Linux の場合、次の構文を使用します。
$。/SoftwareAuthorizationLS -S -VER 10.6 -LIF <*.prvs ファイルのパス>
オフラインでのライセンスの認証
ライセンス マネージャーをホストするコンピューターがインターネットにアクセスできない場合、認証プロセスをオフライン モードで実行できます。上のステップ 4 に従ってソフトウェア認証ウィザードを起動してから、以下の指示に従ってください。
- 認証ウィザードの 2 番目のダイアログ ボックスで、[Esri の Web サイトで認証するか、電子メールで認証ファイルを受信。] オプションを選択します。
- 他のダイアログ ボックスの指示に従い、最後に認証要求ファイルを保存するかどうか選択するよう要求されたら、保存を選択してください。デフォルトでは、このファイルは authorize.txt として保存されます。
- 最後のダイアログ ボックスの指示に従って、電子メールまたはインターネット (あるいはその両方) にアクセスできるコンピューターから、このファイルを送信またはアップロードします。
- Esri カスタマー サービスは、この要求を処理し、ライセンスを格納した応答ファイル (*.resps) を返します。
- このファイルをライセンス マネージャーのホスト コンピューターに保存し、License Server Administrator からソフトウェア認証ウィザードを再起動します。
- 先頭のパネルで 3 番目のオプション [認証ファイルを Esri から取得済みで、認証プロセスを完了できる。] を選択し、応答ファイルを確認できたら、認証プロセスは完了です。
10.1 ~ 10.6 から 10.6.1 へのライセンスのアップグレード
ArcGIS Desktop 10.6.1 および Engine の同時使用ライセンスは、同じ 10.1 ~ 10.6 のライセンスを使用します。過去に 10.1 ~ 10.6 のライセンスをライセンス マネージャーで認証してあり、ArcGIS License Manager 2018.0 をインストールする前にライセンスを認証解除していなければ、ArcGIS License Manager で再認証する必要はありません。ArcGIS License Manager ソフトウェアを 10.1 ~ 10.6 から 2018.0 にアップグレードするには、以下の手順に従います。
指定ユーザー ライセンスを使用した ArcGIS License Manager の 10.3 ~ 10.6 から 2018.0 へのアップグレード
Portal for ArcGIS インスタンスで使用する指定ユーザー ライセンスは、ArcGIS License Manager 2018.0 でも同じです。ArcGIS License Manager ソフトウェアのインプレース アップグレードを実行する場合、有効な指定ユーザー ライセンスを再認証したり、Portal JSON ファイルを Portal for ArcGIS にエクスポートしたりする必要はありません。ArcGIS License Manager ソフトウェアのインプレース アップグレードの手順は、以下の「10.1 ~ 10.6 から ArcGIS License Manager 2018.0 へのライセンス マネージャー ソフトウェアのアップグレード」セクションをご参照ください。
10.1 ~ 10.6 から ArcGIS License Manager 2018.0 へのライセンス マネージャー ソフトウェアのアップグレード
ArcGIS 10.1 ~ 10.6 Desktop および Engine のライセンスは ArcGIS 10.6.1 Desktop および Engine で機能するため、ライセンスのアップグレードは必要ありません。ただし、バージョン 10.6.1 で動作するどのクライアント ソフトウェアも、2018.0 のライセンス マネージャーを使用する必要があります。ArcGIS 10.1 ~ 10.6 License Manager ソフトウェアを ArcGIS License Manager 2018.0 にアップグレードするには、次の手順を実行します。
- [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [License Server Administrator] から、License Server Administrator を開きます。Linux の場合、License Server Administrator (10.6 の場合) をインストール ディレクトリから起動するには、次のコマンドを使用します。<インストール パス>/arcgis/license10.6/LSAdmin
- [ライセンス サービスの開始/停止] でライセンス サービスを停止し、License Server Administrator を終了します。
- ArcGIS License Manager 2018.0 をインストールします。インストーラーは、自動的に ArcGIS 10.1 ~ 10.6 License Manager をアンインストールしてから、ArcGIS License Manager 2018.0 をインストールします。
- [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [License Server Administrator] から、License Server Administrator を開きます。Linux の場合、License Server Administrator をインストール ディレクトリから起動するには、次のコマンドを使用します。<インストール パス>/arcgis/licensemanager/LSAdmin。
- [ライセンス サービスの開始/停止] でライセンス サービスを開始し、License Server Administrator を終了します。これで、ArcGIS License Manager 2018.0 を使用できるようになりました。
以前のソフトウェアおよびライセンスを 10.0 から 10.1 以降 (ArcGIS License Manager 2018.0 を含む) にアップグレード
ArcGIS 10.1 ~ 10.6 ソフトウェアは、ArcGIS 10.0 ライセンスでは動作しません。10.0 ライセンスを認証解除してから、ArcGIS 10.0 License Manager をアンインストールする必要があります。
- [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [License Server Administrator] から、License Server Administrator を開きます。
- 左側のパネルの [認証] オプションを選択して、[認証解除...] ボタンを押します。ソフトウェア認証ウィザードが開きます。
- ソフトウェア認証ウィザードの段階的な案内に従って、認証解除プロセスを完了させます。オンラインで認証解除するか、電子メールまたは My Esri でのファイルアップロードによってオフラインで認証解除することができます。
- License Server Administrator を閉じます。
- ArcGIS 10.0 License Manager をアンインストールします。
- ArcGIS 10.1 以降のライセンス マネージャーをインストールします。
- [認証] フォルダーに移動して [今すぐ認証] をクリックし、指示に従って認証プロセスを完了させます。
Esri カスタマー サービスへのお問い合わせ
認証情報が見つからない場合は、その理由を問わず Esri カスタマー サービスまたは販売代理店に問い合わせて再送を依頼できます。
米国内の場合は、Esri カスタマー サービスまで電話 888-377-4575 で問い合わせる方法と My Esri サイトにアクセスする方法があります。
米国以外の場合は、それぞれの地域の Esri 製品販売代理店にお問い合わせください。