同時使用ライセンスでは、ArcGIS Desktop、ArcGIS Engine、Esri CityEngine、および ArcGIS Pro 1.2 以降のコピーを複数のコンピューターにインストールできます。指定ユーザー ライセンスは、オンプレミスの Portal for ArcGIS インスタンス経由で ArcGIS Pro バージョン 1.0 以降およびプレミアム アプリのライセンスも使用できます。
一度ネットワーク上にインストールされた ArcGIS License Manager では、同時に実行できるソフトウェア製品のコピー数が記録され、ArcGIS Pro またはプレミアム アプリの指定ユーザー ライセンスの場合は同時セッション数が追跡されます。すべての ArcGIS 9.x または 10.x 同時使用ライセンス、Esri CityEngine 同時使用ライセンス、ArcGIS Pro 同時使用ライセンス (バージョン 1.2 以降)、ArcGIS Pro 指定ユーザー ライセンス (バージョン 1.0 以降)、およびプレミアム アプリ指定ユーザー ライセンス ソフトウェア製品 (オンプレミスの Portal for ArcGIS が必要) で、同じ ArcGIS 2019.2 License Manager を使用できます。ArcGIS License Manager 2019.2 でサポートされているソフトウェア製品の完全なリストについては、「サポートされているソフトウェア製品」をご参照ください。
同時に実行できる各ソフトウェア製品のコピー数は、ライセンス ファイル内の同時使用ライセンスのシート数によって決まります。同時に実行できる ArcGIS Pro または該当するプレミアム アプリのセッション数は、ArcGIS Pro またはプレミアム アプリの指定ユーザー認証ファイル内の指定ユーザー数によって決まります。指定ユーザーの構成の詳細は、Portal for ArcGIS 向けのライセンス マネージャーに関する「役立つ情報とベスト プラクティス」をご参照ください。
すべての ArcGIS の同時使用ライセンスおよび指定ユーザーライセンスのソフトウェア製品を管理するのに必要な ArcGIS License Manager は、1 ネットワークにつき 1 つのみです。ライセンス サーバーとして Windows 版または Linux 版のいずれかを利用できるため、Windows 版と Linux 版の ArcGIS ソフトウェア製品が管理対象となります。たとえば、Windows コンピューターにインストールされたバージョン 10.0 ~ 10.8 の ArcGIS Desktop では、Windows または Linux 版の ArcGIS License Manager 2019.2 からライセンスを取得できます。
ArcGIS License Manager が稼働状態になった後は、ネットワーク上のどのコンピューターからもそのライセンス マネージャーにアクセスしてソフトウェア アプリケーションを実行できるようになります。
ライセンス サーバーでのライセンスの認証
Esri ソフトウェア製品の購入後は、Esri カスタマー サービスまたは販売代理店から購入済み製品の認証情報が記載された電子メールが送信されます。または My Esri サイトにアクセスすることもできます。この情報は、ライセンス サーバーでライセンスを認証する際に必要です。ライセンス サービスを起動する前に、まず最初にライセンス マネージャーのインストーラーを実行し、ArcGIS License Server Administrator を使用して、ライセンスを認証する必要があります。
インストールの詳細については、「ライセンス マネージャーのインストールと起動」をご参照ください。ArcGIS Pro およびプレミアム アプリの指定ユーザー ライセンスの認証手順と構成手順は、「Portal for ArcGIS で使用するためのライセンス マネージャーの構成」をご参照ください。
クラウドでの ArcGIS License Manager
クラウド環境における ArcGIS License Manager を使用したライセンス付与に関する詳細については、この Esri ホワイトペーパーをご参照ください。