データベース サーバは、ジオデータベースを格納するように有効化されている SQL Server Express インスタンスです。Database Server セットアップ ウィザードを実行して SQL Server Express インスタンスをインストールし、ジオデータベースの格納を有効化し、(ArcGIS for Server Workgroup の場合は)データベース サーバを認証します。
ArcGIS for Server Workgroup を使用する場合、ArcGIS for Server とデータベース サーバ(SQL Server Express インスタンス)を同じコンピュータ上にインストールする必要があることに注意してください。
セットアップ ウィザードの起動
ESRI.exe を実行してセットアップ ウィザードを起動します。
- 管理者権限を持つユーザとしてコンピュータにログインします。
- コンピュータ上で起動している他のアプリケーションをすべて終了します。
- インストール実行可能ファイルにアクセスします。
- My Esri からインストール ファイルをダウンロードした場合は、ファイルを解凍し、ESRI.exe を実行します。
- ISO ファイルの場合は、ISO 解凍ツールを使用して、インストール ファイルにアクセスし、ESRI.exe を実行します。
- ArcGIS for Server Workgroup、ArcGIS for Desktop、または ArcGIS Engine の DVD の場合は、そのディスクを適切なドライブに挿入して、ESRI.exe を実行します。
[インストール オプション] ダイアログ ボックスが開きます。
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[Database Server] の横の [セットアップ] をクリックしてインストール ウィザードを起動します。
Database Server セットアップ ウィザードが開きます。
- 最初のウィンドウの情報を読んでから、[次へ] をクリックしてデータベース サーバ セットアップに進みます。
データベース サーバとして使用する SQL Server Express のインスタンスがすでにインストールされている場合、[インストール オプション] ダイアログ ボックスの [Microsoft SQL Server Express Edition] チェックボックスをオフにして、「ジオデータベースの格納の有効化」に進みます。そうでない場合は、SQL Server Express のインストールに進みます。
SQL Server Express のインストール
以下の手順に従い、Database Server セットアップ ウィザードを使用してコンピュータ上に SQL Server Express をインストールします。
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[インストール オプション] ダイアログ ボックスで、[Microsoft SQL Server Express Edition] オプションをオンにして、[次へ] をクリックします。
[Microsoft SQL Server 2012 セットアップ] ウィザードが開きます。
- Microsoft 使用許諾契約書を読んで承諾します。[次へ] をクリックして、処理を続行します。
- 製品アップデートをインストールし、[次へ] をクリックします。
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[機能の選択] パネルが開いたら、以下の情報をパネルに入力します。
- 必ず [データベース エンジン サービス] を選択します。
- デフォルトのディレクトリをそのまま使用するか、独自のディレクトリを選択します。
- [次へ] をクリックします。
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[インスタンスの構成] パネルに以下の情報を入力します。
- 必ず [名前付きインスタンス] を選択します。
- インスタンス名を指定します。デフォルトは、SQLExpress です。デフォルト名を使用するか、他の名前を入力します。
- デフォルトの場所をそのまま使用してインスタンスを作成するか、別の場所を参照します。
- [次へ] をクリックします。
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[サーバーの構成] パネルに以下の情報を入力します。
- Database Engine(データベース エンジン)サービスと Browser(ブラウザ)サービスを実行するアカウントを指定するか、デフォルトのアカウントをそのまま使用します。サービスの実行に使用するアカウントについては、Microsoft SQL Server のドキュメントをご参照ください。
- Database Engine(データベース エンジン)および Browser(ブラウザ)サービスが自動的に起動されるように設定されていることを確認します。
- SQL Server Express インスタンスは、インストール先コンピュータのデフォルト照合順序を使用します。別の照合順序を選択する必要のある場合は、[照合順序] タブをクリックし、データベース エンジンの言語を変更してから、先に進みます。ArcGIS では大/小文字を区別する照合順序がサポートされていないので、大/小文字の区別のない照合順序を使用してください。
- [次へ] をクリックします。
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[データベース エンジンの構成] パネルに以下の情報を入力します。
- 必ず [Windows 認証モード] を選択します。ArcCatalog の [Database Servers] ノードからジオデータベースにアクセスする場合は、この認証モードの使用のみがサポートされます。
- SQL Server Express インスタンスの管理者ユーザを追加します。
管理者ユーザを追加しない限り、インストールを続行できません。
- [データ ディレクトリ] タブをクリックし、SQL Server Express ファイルの場所を指定するかまたはデフォルトを確定して、[次へ] をクリックします。
- [エラー レポート] パネルで、Microsoft に情報を送信するかどうかを任意に指定できます。[次へ] をクリックして、インストールを続行します。
- インストールが正常に完了したら、[Close] をクリックして、[Microsoft SQL Server セットアップ] ウィザードを終了します。
ジオデータベースを格納するための SQL Server インスタンスの有効化に進みます。
ジオデータベースの格納の有効化
データベース サーバとして使用する SQL Server Express インスタンスを指定し、必要に応じて、サーバ管理者をデータベース サーバに追加します。ワークグループ ジオデータベースを格納するようにデータベース サーバを設定する場合は、ArcGIS for Server Workgroup ライセンスを使用してデータベース サーバを認証します。
インスタンスと管理者の指定
データベース サーバとして使用する SQL Server Express インスタンスを指定します。サーバ管理者になる作成者のログインを追加することもできます。
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[SQL Server のインスタンス名] リストから、ジオデータベースの格納に使用されるインスタンス名(例: MyServer\SQLExpress)を選択します。
- 有効にする SQL Server Express インスタンス(データベース サーバ)のサーバ管理者となるユーザのログイン名を入力します。
SQL Server Express をインストールしたときに、管理者ログインを追加しています。管理者を追加する場合にのみ、ここで別のログインを追加する必要があります。
ログイン名には、ドメイン名またはコンピュータ名に円記号(\)およびユーザ名を付加した名前(例: WORLD\David)を指定する必要があります。インスタンスに追加されたデータベース管理者は、オペレーティング システム レベルでは追加権限を持ちませんが、データベース サーバで管理者として必要なすべての権限を所有します。
- [次へ] をクリックします。
- デスクトップ ジオデータベースを格納するようにデータベース サーバを設定する場合は、[完了] をクリックしてウィザードを終了します。ワークグループ ジオデータベースを格納するようにデータベース サーバを設定する場合は、認証に進みます。
ワークグループ データベース サーバの認証
Esri から提供された ArcGIS for Server ワークグループ ライセンス、または ArcGIS for Server ワークグループを認証したときに作成されたキーコード ファイルのいずれかを使用して、データベース サーバを認証することができます。
ArcGIS for Server を承認するときに、このキーコード ファイルを使用してデータベース サーバを認証します。
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[認証オプション] ダイアログ ボックスで適切なオプションを選択します。
- Esri から提供された ArcGIS for Server Workgroup ライセンスを使用してデータベース サーバを認証する場合は、最初の登録オプション [I have installed my software and need to authorize it] を選択します。[次へ] をクリックします。
- すでに ArcGIS for Server を認証しているか、電子メールで Esri にライセンス ファイルを要求している場合、2 番目の登録オプション [I have received an authorization file from Esri and am now ready to finish the authorization process] を選択します。\\Program Files\ESRI\License<ArcGIS release#>\sysgen フォルダ内にあるファイルまたはキーコード ファイルのパスと名前を入力するか、参照します。[次へ] をクリックして手順 8 に進みます。
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[ソフトウェアをインストール済みで、認証する必要がある。] オプションをオンにした場合は、[認証方法] ダイアログ ボックスでオプションを選択します。
- このウィザードを実行しているコンピュータからインターネット接続が可能な場合は、[インターネットを使用して今すぐ Esri で認証。] をオンにします。この方法をオンにすると、Esri でソフトウェアが自動的に認証されます。
- ウィザードを実行しているコンピュータからインターネットに接続できない場合は、[Esri の Web サイトで認証するか、電子メールで認証ファイルを受信。] をオンにします。このオプションをオンにすると、認証情報を保存して、後で、その情報を電子メールで Esri に送信するか、インターネットに接続できるコンピュータから Esri の Web サイトに送信できます。認証ファイルが送付されたら、認証を可能にするために、このウィザードに戻って、ジオデータベースを有効にする必要があります。
- Esri でソフトウェアを認証するには、アカウントに関する情報を入力する必要があります。必要な情報を入力して、[次へ] をクリックします。
- 組織に関する情報と、組織における自分の職務に関する情報を入力し、[次へ] をクリックします。
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[ソフトウェア認証番号] ダイアログ ボックスで、ArcGIS Server 認証番号を入力します。
この番号は、ソフトウェアの入手方法に関する情報と一緒に、組織宛てに送信されています。この番号がわからない場合は、組織のソフトウェア購入および保守契約の担当者に問い合わせてください。
- [インターネットを使用して今すぐ Esri で認証。] オプションをオンにすると、提供した情報が自動的に Esri に送信され、ソフトウェアが認証されます。これによって、コンピュータのレジストリの SQL Server Express Services エントリにエントリが書き込まれ、この SQL Server Express のインスタンスでジオデータベースの格納が可能になります。手順 8 に進みます。
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[Esri の Web サイトで認証するか、電子メールで認証ファイルを受信。] オプションをオンにすると、[電子メール 認証] ダイアログ ボックスが表示されます。電子メールで Esri に送信するか、別のコンピュータへ転送して My Esri を通じて送信するファイルを作成するために [保存] をクリックします。
Esri から認証ファイルを受信したら、このウィザードに戻って、[Authorization Options] ダイアログ ボックスの [I have received an authorization file from Esri and am now ready to finish the authorization process] オプションをオンにします。
- [完了] をクリックして認証を完了します。
次の手順
これで、SQL Server Express インスタンスがインストールされ、ジオデータベースを格納する準備ができました。次に、データベース サーバを使用するように、ArcGIS for Desktop クライアントを構成してください。