属性テーブル関数を使用して、シングルバンド モザイク データセットまたはラスター データセットをシンボル表示するための属性テーブルを定義できます。これは、山林、湿地、耕作地、市街地など、土地の用途別に分類が行われた画像を表示する場合に便利です。また、赤、緑、および青の名前が付いたフィールドがテーブルに含まれている場合は、イメージをレンダリングする際に、これらのフィールド内の値がカラーマップと同様に使用されます。
属性テーブルはこの関数を使用する際に参照され、データセット内に格納されることはありません (内部属性テーブルを含むことができるラスター データセットと同様です)。
この関数に対する入力は次のとおりです。
- 入力ラスター
- 属性テーブル - 次の場所にあるテーブルを使用できます。
- dbf テーブル
- 属性テーブルを含むラスター データセット
- 別のモザイク データセットの属性テーブル関数で使用されているテーブル
データセットを表示するときに、テーブル値に基づいてデータセットをシンボル表示でき、個別属性ツール を使用してピクセルを検索する際には、テーブル値が返されます。
関数をモザイク データセットに適用する推奨手順
- 1 つのバンドのモザイク データセットを作成します。
モザイク データセットを作成するときに、バンドの数を 1 に指定する必要があります。1 以外では、関連するカラーマップを持つ可能性のあるラスター データセットを追加するとき、モザイク データセットは 3 バンドの RGB モザイク データセットになります。
- [モザイク データセット名] に値を入力します。
- [座標系] を選択します。
- [ピクセル プロパティ] を展開し、[バンド数] に「1」を入力します。
- [OK] をクリックしてツールを実行します。
- カタログ ウィンドウでモザイク データセットを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
適切なデフォルト値を選択し、モザイク データセットを作成する必要があります。これにより、デフォルトでピクセルが適切にリサンプリングされ、主題画像として表示されるようになります。
- [一般] タブをクリックし、[ソース タイプ] を [主題] に変更します。
- [デフォルト] タブをクリックします。
- [許可される圧縮方法] 参照ボタン (省略記号) をクリックし、[JPEG] と [LERC] をオフにし、[デフォルトの方法] を [LZ77] または [なし] に設定します。
- [デフォルトのリサンプリング方法] を [最近隣内挿法] に変更します。
- ラスター データをモザイク データセットに追加します。必要に応じて、[オーバービューの更新] オプションをオンにしてオーバービューを構築するか、すべてのデータが追加されたときにオーバービューを構築します。オーバービューが構築されない場合、すべてのデータが追加された後に、モザイク データセットの統計情報を計算します。
- カタログ ウィンドウでモザイク データセットを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [関数] タブをクリックします。
- [モザイク関数] を右クリックして、[挿入] > [属性テーブル関数] の順にクリックします。
- [属性テーブル] 参照ボタンをクリックして、次を参照します。
- dbf テーブル
- 属性テーブルを含むラスター データセット
- 別のモザイク データセットの属性テーブル関数で使用されているテーブル
ラスター属性テーブルには、ピクセル値とカテゴリ名のマッピングが含まれます。これは、OID、VALUE、および COUNT の各フィールドと ArcGIS が認識しレンダリングの際にカラー化に使用するオプションの Red、Green、Blue の各列とともに、[コンテンツ] ウィンドウに表示されます。
- [OK] をクリックして、すべてのダイアログ ボックスを閉じます。