LAS 関数を使用してモザイク データセットを作成するときには、指定した LAS のリターン タイプ、クラス タイプ、集約、および穴埋めのパラメーターが使用されます。別のパラメーター セットを使用したデータを表示するには、リキャスト関数を使用して、表示したい値の変数を動的にリクエストします。このように、リキャスト関数を追加してパラメーターを変更することで、さまざまなサーフェスの表示を実際に試してみることができます。
LAS データセットのパラメーター
このセクションでは、LAS 関数のすべてのパラメーターを示します。これらは変更可能なパラメーターです。
LAS 関数で使用される変数名は次のとおりです。
ReturnTypes には、0 ~ 15 の範囲の単一値か、[0,1] などの配列を指定できます。
0 - 1 番目
1 - 2 番目
…
14 - 15 番目
15 - 最後
ClassTypes には、0 ~ 9 の範囲の単一値か、[3,4] などの配列を指定できます。
0 - 分類不可
1 - 未分類
2 - 地表
3 - 低植生
4 - 中植生
5 - 高植生
6 - 建物
7 - 低点 (ノイズ)
8 - モデル キー ポイント
9 - 水域
CellAggregationType には、0 ~ 4 の範囲の単一値を指定できます。
0 - 最大
1 - 最小
2 - 平均
3 - 合計
4 - 加重平均距離
VoidFillMethod には、0 ~ 4 の範囲の単一値を指定できます。
0: なし
1: シンプル
2: 平面フィッティング/IDW
CellWidth は、浮動小数点値で指定されたピクセル サイズです。
Triangulation は、0 から 1 の範囲の値ですが、LAS 関数では 0 (リニア) しか使用できません。
リキャスト関数を使用した LAS 関数のパラメーターの変更
次に、LAS データを表示する際にリキャスト関数を使用して、パラメーターを一時的に変更する手順を示します。
- [LAS] ラスター タイプを使用してモザイク データセットを作成し、[リターン タイプ] を [低植生]、[中植生]、および [高植生] に設定します。
- [画像解析] ウィンドウで [関数の追加] ツールを使用して、[関数テンプレート エディター] を開きます。
- [ウィンドウ] メニューをクリックし、[画像解析] をクリックします。
- [画像解析] ウィンドウの [レイヤー リスト] で、LAS モザイク データセットをハイライトします。
- [関数の追加] ボタンをクリックします。
- [アイデンティティ関数] を右クリックし、[関数の挿入] をポイントして、[算術演算関数] を選択します。
- [減算] 演算子を選択します。その他のパラメーターはデフォルトのままにして、[OK] をクリックします。
[関数テンプレート エディター] ウィンドウに、2 つの入力を持つ [算術演算] 関数が表示されます。現在、これらの 2 つの入力はどちらもモザイク データセットを参照しています。
- 1 番目の入力をハイライトして右クリックし、[関数の挿入] をポイントして [リキャスト関数] をクリックします。
- ReturnTypes の値を 0 に設定します。
- [アイテムの追加] ボタンをクリックします。
- [Name] フィールドに「ReturnTypes」と入力します。
- [Value] フィールドに「0」と入力します。
- [OK] をクリックして、設定した引数を確定します。
- 2 番目の入力をハイライトして右クリックし、[関数の挿入] をポイントして [リキャスト関数] をクリックします。
- ReturnTypes の値を 15 に設定します。
- [アイテムの追加] ボタンをクリックします。
- [Name] フィールドに「ReturnTypes」と入力します。
- [Value] フィールドに「15」と入力します。
- [OK] をクリックして、設定した引数を確定します。
[算術演算関数] に、[リキャスト] 引数が追加されます。この引数は、別の [リキャスト] 引数から減算されます。
- [関数テンプレート エディター] ウィンドウで [OK] をクリックして、結果を計算します。
結果は、LAS モザイク データセットから得られる木の高さの情報になります。