ベクトル場テンプレートを使用したモザイク データセットの作成と視覚化

このワークフローでは、ベクトル場テンプレートを使用してモザイク データセットを作成するために必要な手順を説明します。

ベクトル場テンプレートを使用したモザイク データセットの作成

まず、[ベクトル場] テンプレートを使用して、多次元モザイク データセットを作成します。

1. [モザイク データセットの作成 (Create Mosaic Dataset)] ジオプロセシング ツールを使用して、モザイク データセットを作成します。
2. [モザイク データセットにラスターを追加 (Add Rasters to Mosaic Dataset)] ジオプロセシング ツールを使用して、データを追加します。
   1. 多次元ラスター タイプの GRIB、HDF、または netCDF のいずれかを選択します。

      

   2. 入力ファイルまたはファイルを含むワークスペースを指定します。

      入力が 1 つまたは 2 つのファイルだけの場合は、ワークスペースよりもファイルを指定する方が高速です。

   3. [ラスター タイプ プロパティ] ボタンをクリックします。
   4. [一般] タブをクリックして、[ベクトル場] 処理テンプレートを選択します。
   5. [変数] タブをクリックし、使用されている 2 つの変数を選択します。

      

   6. [タイプ] 列で適切なエントリを選択して、変数のタイプを設定します。

      データは、[ベクトル - 強度] と [ベクトル - 方向]、または [ベクトル - U] と [ベクトル - V] になります。

   7. [OK] をクリックして、[ラスター タイプ プロパティ] ウィンドウを閉じます。
   8. [OK] をクリックしてジオプロセシング ツールを実行し、データを追加します。
3. 必要に応じて、[統計情報の計算 (Calculate Statistics)] ツールを使用してモザイク データセットの統計情報を調整するか、アイテムごとに統計情報を計算し、[ピラミッドと統計情報の構築 (Build Pyramids and Statistics)] ジオプロセシング ツールを使用してモザイク データセットの全体の統計を推定します。
   1. 作成したモザイク データセットを入力として指定します。
   2. [ピラミッド構築] オプションをオフにします。
   3. [統計情報オプション] を展開して、[モザイク データセット統計情報の推定] チェックボックスをオンにします。
   4. [OK] をクリックして、ツールを実行します。

ベクトル場レンダラーを使用したモザイク データセットの視覚化

ここまでの操作で、ベクトル場レンダラーを使用してデータを視覚化できるようになりました。

1. モザイク データセットをマップに追加します。
2. モザイク データセットの [プロパティ] を開きます。
3. [ベクトル場] レンダラーをクリックします。
4. レンダラーのプロパティを適切に調整します。
5. 垂直方向のデータが含まれている場合は、プロパティ内の [多次元] タブで Z 値を指定します。
6. [OK] をクリックし、ベクトル場レンダラーを使用してモザイク データセットを表示します。
7. [タイム スライダー] を使用して、モザイク データセットを動的に視覚化します。

   タイム スライダーの使用方法については、「タイム スライダー ウィンドウの使用」をご参照ください。

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