ArcMap、ArcScene、および ArcGlobe ビューをアニメーション化する場合、作成されるアニメーションは、マップ ビュー トラック、カメラ トラック、グローブ カメラ トラックにそれぞれ含まれます。
ビューをアニメーションにする理由は、次のとおりです。
- シーンまたはグローブのまわりでカメラを移動するため。
- シーン内を移動するオブジェクトを追跡するため。
- マップ上で画面移動、拡大、縮小を行うため。
最も簡単なのは三次元表示をキャプチャする方法で、どのデータでもアニメーションにすることができます。もう 1 つの簡単な方法は、ArcScene または ArcGlobe の [フライ] ツールを使用して、ナビゲーションを記録することです。ArcGlobe では、[ウォーク] ツールも使用することができます。ArcMap では、[拡大]、[縮小]、[画面移動] ツールを使用することができます。
より複雑な方法としては、選択したライン フィーチャまたはグラフィックスによって定義されたパスから、フライバイを作成することが挙げられます。そのためにはディスプレイに特定タイプのデータが必要ですが、より視覚に訴えるアニメーションを作成することができます。
カメラまたはマップ ビューがパスに沿って移動するアニメーションを作成する方法
あるいは、[アニメーション キーフレームの作成] ダイアログ ボックスを使用して、キーフレームを作成することもできます。シーンまたはグローブを移動するか、マップの拡大、縮小、画面移動を行った後、キーフレームを作成することにより、カメラ トラックまたはマップ ビュー トラックを作成することができます。
カメラのキーフレームまたはマップ ビュー プロパティの作成について
ArcGIS では、ビューアを使用してマップ、シーン、またはグローブを表示します。
ArcScene と ArcGlobe のビュー
ArcScene と ArcGlobe では、ビューアはカメラの役割も果たします。カメラの方向は、観測点と目標点の 2 つのポイントによって定義されます。カメラの位置は観測点のプロパティによって定義され、ビューの中心は目標点のプロパティによって定義されます。カメラの方向は、鉛直角、光源方位、ロール角度などのプロパティを設定することにより、同じ観測点からさまざまな角度で設定することができます。
ディスプレイに表示されるものは、カメラが捉えているものと考えてください。ビュー内を移動すると、実際には目標点に同調して観測点を移動していることになります。データに新しい目標点を設定すると、データのそのポイントがビューの中心へ移動します。どのビューアにも、カメラ、観測点、目標点はそれぞれ 1 つしかありません。カメラ、観測点、目標点を理解しておくと、アニメーションへの理解を深めるのに役立ちます。
ArcMap のビュー
ArcMap のビューは、ディスプレイに表示されるデータの一部です。ビュー アニメーションを作成するには、マップ ビュー トラックの各キーフレームに対し、[ツール] ツールバーの [拡大]、[縮小]、[画面移動] ツールを使用して、その範囲を変更します。
ビューのアニメーション化
ArcScene または ArcGlobe でのカメラ トラックの作成方法と、ArcMap でのマップ ビュー トラックの作成方法は 5 つあります。