商圏同士のオーバーラップを除去 (Remove Trade Area Overlap)

サマリ

商圏間のオーバーラップの除去

図

使用法

• 出力フィーチャクラスの空間参照は、商圏レイヤーと同じになります。

• 商圏レイヤーは、ポリゴン フィーチャクラスである必要があります。

• 多くの場合、商圏レイヤーは、Business Analyst で作成した商圏になります。

• [オーバーラップの除去方法] パラメーターには、次の 2 つの選択肢があります。

  • [ティーセン ポリゴン] 方式では、直線を使用してオーバーラップを除去します。
  • [グリッド] 方式では、入力ポリゴン フィーチャクラスの形状と曲線を反映した線を使用してオーバーラップを除去します。

• 商圏がオーバーラップしていない場合は、出力フィーチャクラスに、入力の [商圏レイヤー] から取得したフィーチャが格納されます。

構文

RemoveTAOverlap_ba (InputFeatureLayer, AssociatedStoreID, {CenterOfTA}, ApproachToRemoveOverlap, OutputFeatureClass, {StoreLayer}, {StoreIDField}, {WayToDefineWeights}, {WeightField})

パラメータ	説明	データ タイプ
InputFeatureLayer	オーバーラップする商圏を格納する入力フィーチャ。	Feature Layer
AssociatedStoreID	商圏レイヤー内の [個別値] フィールド。	Field
CenterOfTA (オプション)	重心を特定する方法を定義するために使用するフィールド。 USE CENTROID —商圏の地理的な重心を使用します。これがデフォルトです。 USE_STORE_LAYER —商圏の重心を求めるために、既存の店舗レイヤーを使用します。	String
ApproachToRemoveOverlap	複数の商圏間のオーバーラップを除去するために使用する方法を定義します。 THIESSEN_POLYGONS —2 つの隣接するポリゴンの間で等距離にある直線を使用してオーバーラップを除去します。これがデフォルトです。 GRID —店舗の重みと、オーバーラップするポリゴンの形状を考慮に入れて、より自然に分割を行います。	String
OutputFeatureClass	新しい商圏フィーチャを格納するフィーチャクラス。	Feature Class
StoreLayer (オプション)	オーバーラップする商圏に対応する中心点を格納する入力フィーチャ。多くの場合、これは、Business Analyst の店舗レイヤーになります。	Feature Layer
StoreIDField (オプション)	店舗レイヤー内の [個別値] フィールド。	Field
WayToDefineWeights (オプション)	グリッド アプローチを使用する場合に、オーバーラップを除去する方法。 USE_AREA_OF_TA —重みとして商圏を使用します。これがデフォルトです。 USE_WEIGHT_FIELD —商圏のオーバーラップを除去するための重みとして、店舗レイヤーから取得した数値変数を選択するオプションを提示します。 EQUAL_WEIGHTS —オーバーラップを除去するために、交差するグリッド線の実際の中間点を使用します。	String
WeightField (オプション)	商圏のオーバーラップに影響を及ぼす方法を決定するために使用するフィールド。[ウェイト フィールドを使用] でグリッドの方法と重み定義方式を設定する場合、このフィールドを使用します。	Field

コードのサンプル

RemoveTAOverlap (商圏のオーバーラップの除去) の例 (スタンドアロン スクリプト)

# Name: RemoveTAOverlap.py
# Description: Removes overlap between selected trade areas.
# Author: Esri

# Import system modules
import arcview
import arcpy

arcpy.AddToolbox("C:\Program Files (x86)\ArcGIS\Desktop10.3\Business Analyst\ArcToolbox\Toolboxes\Business Analyst Tools.tbx")
 
try:
# Acquire extension license 
  arcpy.CheckOutExtension("Business") 
 
# Define input and output parameters for the Remove Trade Area Overlap tool
  Path = "C:/temp/overlap.shp"
  IdFld = "<none>"
  OutPath = "C:/temp/RAPolygon.shp"
 
# Remove overlap based on trade areas
  arcpy.RemoveTAOverlap_ba(Path, IdFld, "USE_CENTROID", "THIESSEN_POLYGONS", OutPath)
 
# Release extension license 
  arcpy.CheckInExtension("Business")
 
except:
  print arcpy.GetMessages(2)

環境

このツールはジオプロセシング環境を使用していません

ライセンス情報

• ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Business Analyst
• ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Business Analyst
• ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Business Analyst

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