サマリ
このツールは、モザイク データセットの調整計算を行うために使用します。このツールは、実際の調整値の適用に使用できる収束解のテーブルを作成します。
使用法
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このツールの入力コントロール ポイントとして、[タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールの出力コントロール ポイントを使用します。
このツールの出力ソリューション テーブルは、[調整の適用 (Apply Adjustments)] ツールで使用されます。
構文
ComputeBlockAdjustment_management (in_mosaic_dataset, in_control_points, transformation_type, out_solution_table, {out_solution_point_table}, {maximum_residual_value}, {adjustment_options})
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_mosaic_dataset | 調整する入力モザイク データセット。 | Mosaic Layer; Mosaic Dataset |
in_control_points | タイ ポイントと地上コントロール ポイントが格納されたコントロール ポイント テーブル。 [タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールの出力、または [ブロック調整ウィンドウ] で編集されて調整されたコントロール ポイント テーブルを使用できます。 | Feature Layer |
transformation_type | モザイク データセットの調整時に使用する変換のタイプを選択します。
| String |
out_solution_table | 調整値を含む出力ソリューション テーブル。 | Feature Class |
out_solution_point_table (オプション) | 出力ソリューション ポイント テーブル。これは、ポリゴン フィーチャクラスとして保存されます。この出力は、かなり大きくなる場合があります。 | Table |
maximum_residual_value (オプション) | ブロック調整計算に使用される閾値。多項式の変換タイプが POLYORDER0 または POLYORDER1 の場合、このパラメーターの単位はマップ単位になります。 ブロック調整計算は、反復的なプロセスです。この値は、ブロック調整の反復処理を停止する時期を制御します。反復処理は、残差が最大値未満である限り継続します。ただし、残差が指定した最大値より大きくても、反復処理が 10 回完了すると終了します。デフォルト値は 0.7 です。 adjustment_options パラメーターを使用しても、MaxResidualFactor を設定して、最大残差閾値を指定できます。maximum_residual_value と MaxResidualFactor が両方とも指定されている場合、MaxResidualFactor が無視されます。 | Double |
adjustment_options [adjustment_options,...] (オプション) | 調整計算を微調整できるその他のオプション。
| Value Table |
コードのサンプル
ComputeBlockAdjustment (ブロック調整計算) の例 1 (Python ウィンドウ)
ComputeBlockAdjustment (ブロック調整計算) ツールの Python サンプルを次に示します。
import arcpy
arcpy.ComputeBlockAdjustment_management(
"c:/BD/BD.gdb/redQB", "c:/BD/BD.gdb/redQB_tiePoints",
"POLYORDER1", "c:/BD/BD.gdb/redQB_solution"
ComputeBlockAdjustment (ブロック調整計算) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
ComputeBlockAdjustment (ブロック調整計算) ツールの Python スクリプト サンプルを次に示します。
#compute block adjustment, case 2
import arcpy
arcpy.env.workspace = "c:/workspace"
#Compute block adjustment
mdName = "BD.gdb/redlandsQB"
in_controlPoint = "BD.gdb/redlandsQB_tiePoints"
out_solutionTable = "BD.gdb/redlandsQB_solution"
arcpy.ComputeBlockAdjustment_management(mdName, in_controlPoint,
"POLYORDER1", out_solutionTable)
ComputeBlockAdjustment (ブロック調整計算) の例 3 (スタンドアロン スクリプト)
ComputeBlockAdjustment (ブロック調整計算) ツールの Python スクリプト サンプルを次に示します。
#compute block adjustment, case 3
import arcpy
arcpy.env.workspace = "c:/workspace"
#Compute block adjustment specifying an output point table and
#an setting an adjustment option
mdName = "BD.gdb/redlandsQB"
in_controlPoint = "BD.gdb/redlandsQB_tiePoints"
out_solutionTable = "BD.gdb/redlandsQB_solution"
out_solutionPoint = "BD.gdb/redlandsQB_solutionPoint"
engineOption = "_BAI c:/workspace/bai.txt; _BAO c:/workspace/bao.txt"
arcpy.ComputeBlockAdjustment_management(mdName, in_controlPoint,
"POLYORDER1", out_solutionTable, out_solutionPoint,"0.5",
engineOption)
環境
ライセンス情報
- ArcGIS for Desktop Basic: ×
- ArcGIS for Desktop Standard: ○
- ArcGIS for Desktop Advanced: ○