Network Analyst のライセンスで利用可能。
サマリ
ネットワーク データセットのターンをモデリングするターン フィーチャを格納するための新しいターン フィーチャクラスを作成します。
使用法
ターン フィーチャクラスをターン ソースとしてネットワークに追加できるのは、ネットワーク データセットがターンをサポートする場合のみです。ターンをサポートしないネットワークにターンを追加するには、ターンをサポートする新しいネットワーク データセットを作成する必要があります。
ターン フィーチャクラスを作成したら、ArcMap の [エディター] ツールバーにあるライン フィーチャを作成するコマンドを使用して、ターン フィーチャを作成することができます。
構文
CreateTurnFeatureClass_na (out_location, out_feature_class_name, {maximum_edges}, {in_network_dataset}, {in_template_feature_class}, {spatial_reference}, {config_keyword}, {spatial_grid_1}, {spatial_grid_2}, {spatial_grid_3}, {has_z})
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
out_location | 出力ターン フィーチャクラスが作成される、ファイル ジオデータベース、パーソナル ジオデータベース、ワークグループ ジオデータベース、エンタープライズ ジオデータベース、またはフォルダー。このワークスペースはすでに存在している必要があります。 | Workspace;Feature Dataset |
out_feature_class_name | 作成するターン フィーチャクラスの名前。 | String |
maximum_edges (オプション) | 新しいターン フィーチャクラスのターンがモデリング可能なエッジの最大数。デフォルト値は 5 で、最大値は 50 です。 | Long |
in_network_dataset (オプション) | ターン フィーチャクラスを追加するネットワーク データセット。出力されたターン フィーチャクラスはターン ソースとしてネットワーク データセットに追加されます。ネットワーク データセットが指定されていない場合、ターン フィーチャクラスはネットワーク データセットに属さないターン フィーチャクラスとして作成されます。 | Network Dataset Layer |
in_template_feature_class (オプション) | 新しいターン フィーチャクラスの属性スキーマを定義するテンプレートとして使用されるフィーチャクラス。 テンプレート フィーチャクラスに、NODE_、NODE#、JUNCTION、F_EDGE、T_EDGE、F-EDGE、T-EDGE、ARC1_、ARC2_、ARC1#、ARC2#、ARC1-ID、ARC2-ID、AZIMUTH、ANGLE のフィールドがある場合、出力ターン フィーチャクラスでは作成されません。 | Feature Layer |
spatial_reference (オプション) | 出力ターン フィーチャクラスに適用される空間参照。出力場所がジオデータベース フィーチャ データセットである場合、出力ターン フィーチャクラスはフィーチャ データセットの空間参照を継承するため、このパラメーターは無視されます。 既存のフィーチャクラスから空間参照をインポートしたい場合、パラメーター値としてパスを指定します。 | Spatial Reference |
config_keyword (オプション) | 新しいターン フィーチャクラスの格納パラメーターを決定するコンフィグレーション キーワードを指定します。このパラメーターは、出力場所がワークグループまたはエンタープライズ ジオデータベースである場合にのみ使用されます。 | String |
spatial_grid_1 (オプション) | [空間グリッド 1]、[空間グリッド 2]、および [空間グリッド 3] パラメーターは、空間インデックスを計算し、ファイル ジオデータベースと特定のワークグループおよびエンタープライズ ジオデータベース のフィーチャクラスのみに適用するために使用します。グリッド サイズの設定方法がよくわからない場合は、これらのオプションを 0、0、0 のままにしておくと、ArcGIS が最適なサイズを計算します。このツールはフィーチャを更新しないため、空間インデックスは未構築状態になります。空間インデックスが構築されるのは、[追加] ツールや編集操作によってフィーチャがフィーチャクラスに書き込まれたときです。このパラメーターの詳細については、[空間インデックスの追加 (Add Spatial Index)] ツールのドキュメントをご参照ください。 | Double |
spatial_grid_2 (オプション) | 2 つ目の空間グリッドのセル サイズ。1 グリッドだけ必要な場合は、このサイズを 0 のままにしておきます。それ以外の場合は、空間グリッド 1 の 3 倍以上のサイズを設定します。 | Double |
spatial_grid_3 (オプション) | 3 つ目の空間グリッドのセル サイズ。2 グリッドだけ必要な場合は、このサイズを 0 のままにしておきます。それ以外の場合は、空間グリッド 2 の 3 倍以上のサイズを設定します。 | Double |
has_z (オプション) |
| Boolean |
コードのサンプル
CreateTurnFeatureClass (ターン フィーチャクラスの作成) の例 1 (Python ウィンドウ)
必須パラメーターのみを使用してツールを実行します。
out_loc = "C:/Data/SanFrancisco.gdb/Transportation"
arcpy.na.CreateTurnFeatureClass(out_loc, "DelayTurns")
CreateTurnFeatureClass (ターン フィーチャクラスの作成) の例 2 (Python ウィンドウ)
すべてのパラメーターを使用してツールを実行します。
out_loc = "C:/Data/SanFrancisco.gdb/Transportation"
network = "C:/Data/SanFrancisco.gdb/Transportation/Streets_ND"
template = "C:/Data/schema.gdb/TurnTemplate"
arcpy.na.CreateTurnFeatureClass(out_loc, "DelayTurns", 2, network, template, "",
"", 0, 0, 0, "DISABLED")
CreateTurnFeatureClass (ターン フィーチャクラスの作成) の例 3 (スタンドアロン Python スクリプト)
次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで CreateTurnFeatureClass (ターン フィーチャクラスの作成) ツールを使用する方法を示しています。
# Name: CreateTurnFeatureClass_ex03.py
# Description: Create a new turn feature class associated with a network dataset
# Requirements: Network Analyst Extension
#Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
import os
#Check out the Network Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Network")
#Set environment settings
env.workspace = "C:/Data/SanFrancisco.gdb"
#Set local variables
feature_dataset = "Transportation"
turn_feature_class_name = "DelayTurns"
max_edges = 3
network = feature_dataset + "/Streets_ND"
#Create a turn feature class and add it as a turn source by specifying the
#network dataset
arcpy.na.CreateTurnFeatureClass(feature_dataset, turn_feature_class_name,
max_edges, network)
print("Script completed successfully.")
環境
ライセンス情報
- ArcGIS for Desktop Basic: ○
- ArcGIS for Desktop Standard: ○
- ArcGIS for Desktop Advanced: ○