サマリー
コンポジット住所ロケーターを作成します。コンポジット住所ロケーターは 2 つ以上の別々の住所ロケーターから構成され、複数の住所ロケーターに対して住所を照合することができます。
使用法
コンポジット住所ロケーターを作成する前に、[住所ロケーターの作成 (Create Address Locator)] ツールを使用して、コンポジット住所ロケーターに登録する住所ロケーターを作成します。
コンポジット住所ロケーター用の空間参照が必須です。ツールの「環境設定」で特定の「出力座標系」を指定しない限り、最初に登録した住所ロケーターの空間参照が使用されます。
構文
CreateCompositeAddressLocator_geocoding (in_address_locators, in_field_map, {in_selection_criteria}, out_composite_address_locator)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_address_locators [[in_address_locator, name],...] | 登録されている住所ロケーターの順番により、候補がどのように検索され住所が照合されるかが決まります。単一の住所をジオコーディングすると、ロケーターに選択基準が設定されていない限り、登録されているすべての住所ロケーターに対して住所が照合されます。見つかったすべての候補が、表示された登録住所ロケーターの順に表示されます。住所テーブルをジオコーディングすると、最初に登録された住所ロケーターから最初に見つかった最適な候補に住所が自動的に照合されます。住所が照合できなかった場合、リスト上の次のロケーターが検索されます。 各登録住所ロケーターの参照名が必須です。これはコンポジット住所ロケーターによって参照される住所ロケーターの名前です。名前にはスペースや特殊記号を入れてはいけません。名前の最大長さは 14 文字です。 | Value Table |
in_field_map | 各登録住所ロケーターが使用する入力フィールドの、コンポジット住所ロケーターの入力フィールドへのマッピング。 | Field Mappings |
in_selection_criteria [in_address_locator, selection_criteria] (オプション) | 各登録住所ロケーターの選択基準。各登録住所ロケーターに対して 1 つだけの選択基準をサポートしています。 選択基準を使用すると、特定の住所に対する基準を満たさない登録住所ロケーターが除外されるため、ジオコーディング処理をより効率的に実行できます。ジオコーディング処理における選択基準の使用方法に関する詳細については、トピック「コンポジット住所ロケーターの作成」をご参照ください。 | Value Table |
out_composite_address_locator | 作成するコンポジット住所ロケーター。 | Address Locator |
コードのサンプル
CreateCompositeAddressLocator (コンポジット住所ロケーターの作成) の例 (Python ウィンドウ)
次の Python ウィンドウ スクリプトで、CreateCompositeAddressLocator (コンポジット住所ロケーターの作成) 関数をイミディエイト モードで使用する方法を示します。
# Example 1:
# Create a composite address locator using the Postal_US and Atlanta locators from the tutorial data folder.
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import envenv.workspace = "C:\ArcTutor\Geocoding"
# Set local variables:
Atlanta_locator = "Atlanta.loc"
US_Postal_locator = "Postal_US.loc"
Atlanta_Postal_Composite_locator = "Atlanta_Postal_Composite"
arcpy.geocoding.CreateCompositeAddressLocator(Atlanta_locator + " Atlanta;" + US_Postal_locator + " Postal_US", 'Street "Street or Intersection" true true true 100 Text 0 0,First,#,' + Atlanta_locator + ',Street,0,100;City "City or Placename" true true false 40 Text 0 0,First,#,' + Atlanta_locator + ',City,0,40;State "State" true true false 20 Text 0 0,First,#,' + Atlanta_locator + ',State,0,20;ZIP "ZIP Code" true true false 10 Text 0 0,First,#,' + Atlanta_locator + ',ZIP,0,10,' + US_Postal_locator + ',ZIP,0,10', "Atlanta #;Postal_US #", Atlanta_Postal_Composite_locator)
環境
ライセンス情報
- ArcGIS Desktop Basic: はい
- ArcGIS Desktop Standard: はい
- ArcGIS Desktop Advanced: はい