サマリー
色に基づいて、または値の範囲をクリップして、ピクセルをマスクします。このツールの出力は、[モザイク データセットのカラー調整 (Color Balance Mosaic Dataset)] ツールへの入力として使用され、複数の画像のカラー調整に使用する統計情報を歪める可能性のある雲や水域などのエリアを除外するために使用されます。
使用法
このツールは、水域、雲、特異地域など、カラー補正が困難なエリアを除外するために使用します。
このツールの出力は、[モザイク データセットのカラー調整 (Color Balance Mosaic Dataset)] ツールで使用され、モザイク データセットのカラー補正に使用するアルゴリズムからピクセル (およびカラー) を除外するために使用されます。
構文
GenerateExcludeArea_management (in_raster, out_raster, pixel_type, generate_method, {max_red}, {max_green}, {max_blue}, {max_white}, {max_black}, {max_magenta}, {max_cyan}, {max_yellow}, {percentage_low}, {percentage_high})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_raster | マスクするラスターまたはモザイク データセット レイヤー。 | Mosaic Dataset; Composite Layer; Raster Dataset; Raster Layer |
out_raster | 作成するデータセットの名前、場所、および形式。ジオデータベースにラスター データセットを格納する場合、ラスター データセットの名前にファイル拡張子は付けません。ラスター データセットを JPEG ファイル、JPEG 2000 ファイル、またはジオデータベースに格納するときに、環境設定で [圧縮] タイプと [圧縮品質] を指定できます。 | Raster Dataset |
pixel_type | 入力ラスター データセットのピクセル深度を選択します。デフォルト値は 8 ビットですが、カラー マスクとヒストグラムの値を調整するには、ビット深度の大きいラスター データセットが必要になります。
| String |
generate_method | ピクセルの色に基づいて、または高い値と低い値をクリップして、マスクを作成します。
| String |
max_red (オプション) | 除外される赤の最大値。デフォルトは 255 です。 | Double |
max_green (オプション) | 除外される緑の最大値。デフォルトは 255 です。 | Double |
max_blue (オプション) | 除外される青の最大値。デフォルトは 255 です。 | Double |
max_white (オプション) | 除外される白の最大値。デフォルトは 255 です。 | Double |
max_black (オプション) | 除外される黒の最大値。デフォルトは 0 です。 | Double |
max_magenta (オプション) | 除外されるマゼンダの最大値。デフォルトは 255 です。 | Double |
max_cyan (オプション) | 除外されるシアンの最大値。デフォルトは 255 です。 | Double |
max_yellow (オプション) | 除外される黄色の最大値。デフォルトは 255 です。 | Double |
percentage_low (オプション) | 最小ピクセル値のこのパーセンテージを除外します。デフォルトは 0 です。 | Double |
percentage_high (オプション) | 最大ピクセル値のこのパーセンテージを除外します。デフォルトは 100 です。 | Double |
コードのサンプル
GenerateExcludeArea (除外エリアの生成) の例 1 (Python ウィンドウ)
GenerateExcludeArea (除外エリアの生成) の Python サンプルを次に示します。
import arcpy
arcpy.GenerateExcludeArea_management("C:/workspace/fgdb.gdb/mosdata",
"C:/workspace/excludeArea.tif","8_BIT",
"COLOR_MASK","255","255","255","255","15",
"255","255","255","0","100")
GenerateExcludeArea (除外エリアの生成) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
GenerateExcludeArea (除外エリアの生成) の Python スクリプトのサンプルを次に示します。
##===========================
##Generate Exclude Area
##Usage: GenerateExcludeArea_management in_raster out_raster 8_BIT | 11_BIT |
## 12_BIT | 16_BIT COLOR_MASK | HISTOGRAM_PERCENTAGE
## {max_red} {max_green} {max_blue} {max_white}
## {max_black} {max_magenta} {max_cyan}
## {max_yellow} {percentage_low} {percentage_high}
import arcpy
arcpy.env.workspace = "c:/workspace"
# Generate exclude area dataset from raster dataset with Histogram
arcpy.GenerateExcludeArea_management("srcimage.tif", "exarea.tif", "8_BIT",
"HISTOGRAM_PERCENTAGE", "", "", "", "",
"", "", "", "", "10", "100")
# Generate exclude area dataset from mosaic dataset with Color Mask
arcpy.GenerateExcludeArea_management("CC.gdb/srcmd", "exarea.tif", "8_BIT",
"COLOR_MASK", "255", "200", "50", "255",
"10", "210", "100", "255", "", "")
環境
ライセンス情報
- ArcGIS Desktop Basic: いいえ
- ArcGIS Desktop Standard: はい
- ArcGIS Desktop Advanced: はい