ジオプロセシング タスクによって出力されるデータを描画するには、次の 2 つの方法があります。
- クライアントがマップ サービスで結果を表示する。
- クライアントがデータを描画する。
マップ サービスによる結果の描画
ジオプロセシング サービスを公開する際には、自作のタスクの結果 (および他のタスクの結果) をマップとして表示するように選択することができます。マップは、ArcMap を使用してサーバー上に作成され、クライアントに転送されます。返されたマップのシンボル、ラベル設定、透過表示および他のすべてのプロパティは、現在の ArcMap セッションの出力レイヤーと同じです。結果マップ サービスを作成するワークフローは、次のとおりです。
- ツールを実行して、実行結果を [結果] ウィンドウ内に表示します。ツールで作成されたデータは ArcMap の [コンテンツ] ウィンドウにレイヤーとして追加されます。
- ツールから出力されたレイヤーのシンボルを変更します。
- 得られた結果を右クリックし、ジオプロセシング サービスとして共有します。
- [サービス エディター] で、[パラメーター] をクリックし、[マップ サービスに結果を表示] を有効にします。
タスクが完了すると、新しいデータが作成され、出力レイヤーで定義したシンボルを使用して、マップサービスがデータを描画します。出力レイヤーによって一意の値が導き出される場合は、必要に応じてレイヤー プロパティ内の [<その他の値すべて>] をオフにできます。値が導き出される前に一意の値が強制的に再計算されます。出力レイヤーがデータを各範囲に分類する場合、データが再分類されないように手動の分類を使用することができます。レイヤーが新しいデータで再描画される場合の個別値とクラス閾値の操作方法の詳細については、「レイヤー シンボル ファイルの作成」をご参照ください。
クライアントによるデータの表示
上記以外の方法で結果のマップ サービスを使用する場合、クライアントが結果を描画することになります。クライアントは、大きく次の 2 つに分類されます。
- ArcMap クライアント
- JavaScript API で構築された Web アプリケーション
ArcMap クライアント
ArcMap クライアントの場合、タスクにより、データとレイヤー描画説明の 2 つの情報が送信されます。レイヤーの描画の説明は、レイヤーの [プロパティ] ダイアログ ボックスの [シンボル] タブで指定した、次のような情報で構成されます。
- データ (個別値、等級色またはシンボルなど) の分類方法と各クラスに使用するシンボル。
- [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [表示] タブのレイヤーの透過表示、明るさ、コントラスト。透過表示はフィーチャ レイヤーとラスター レイヤーの両方で利用することができます。明度とコントラストはラスター レイヤーでのみ使用することができます。
レイヤーの描画の説明は、モデルまたはスクリプトの出力をシンボル化する際に使用する方法を使用して作成します。レイヤー ファイル (*.lyr) を作成し、それをツールの出力に関連付けることによって作成します。詳細については、以下のトピックをご参照ください。
Web アプリケーション
JavaScript API で構築された Web アプリケーションは、すべての結果を描画します。