3D Analyst のライセンスで利用可能。
ArcGlobe の起動時の動作を制御するオプションを設定できます。アプリケーション レベルのオプションはユーザーが設定を変更しない限り変わりません。このオプションでは、ArcGlobe の動作、ジオプロセシング フレームワーク、テーブル、およびラスターの処理に影響を与える各種設定が提供されています。複数のビューアーを使用している場合、これらのプロパティはすべてのビューアーに適用されます。
また、以下のように、現在のドキュメントのみに適用される ArcGlobe の設定もあります。
ArcGlobe では、アプリケーション ウィンドウの周囲が非表示になるフルスクリーン モードもサポートしています。フルスクリーン モードにするには、F11 キーを押します。F11 キーを再度押すと、フルスクリーン モードが終了します。このモードは、ArcScene でも利用できます。
ArcGlobe 独自のもう 1 つの表示効果は、地球の回転です。視覚効果を与えるのみの目的で、[回転] ツールバーによってビューが時計回り または反時計回り の方向に回転します。回転速度で回転の速度を調整できますが、この値は便宜的なものであり、解析には使用できません。複数のビューがある場合は、ツールバーの一覧から適切なビューを選択する必要があります。回転は、表面に対して十分な距離または斜めの角度で実行すると、最良の効果が得られます。非常に接近しているビューや、鳥瞰的なビューでは、望みどおりの結果が得られない場合があります。[連続回転を停止] をクリックするか、3D ビューの内部をクリックするか、Esc キーを押すと、回転動作は即座に停止します。
なめらかな移動の有効化
カメラが複数の位置を移動するときのカメラの挙動を制御することができます。ズームする複数の位置の間でなめらかにカメラを移動するオプションを設定できます。
全体表示の表示位置の設定
全体表示にズームするときに表示するグローブ上の位置を設定できます。この設定により、グローブの全体表示にズームしたときに、特定の地域を表示することができます。
詳細レベルの設定
ArcGlobe で表示するときのイメージ ラスターまたは標高ラスターの品質を、詳細レベルとして制御することができます。ラスターに対する詳細レベルの設定を変更するときは、詳細レベルを高くするほどパフォーマンスが低下することに注意してください。
コンテンツ ウィンドウの設定
ArcGlobe の [コンテンツ] ウィンドウには、レイヤーのリスト表示をカスタマイズするための複数のオプションがあります。[コンテンツ] ウィンドウのタブの上部にあるアイコンをクリックすると、これらのグループ化方法を切り替えることができます。[コンテンツ] ウィンドウのボタンと項目の構成を見ると、どのモードがアクティブであるかがわかります (アクティブなボタンは押された状態になっている)。つまり、レイヤーに関する情報のリスト方法が複数あるということです。
- [タイプ別にリスト] をクリックすると、ドキュメント内のレイヤーが分類ごとに表示され、描画順に並べ替えられます。これが、レイヤーの再構成、名前変更、画面からの削除が行われるデフォルトの表示となります。
- [グループ レイヤーを含むリスト] をクリックすると、グループにまとめられているが、表示タイプ (ドレープとフローティング) が区別されていないレイヤーが表示されます。ArcGlobe で作成されたグループ レイヤーは、レイヤーのリストが [グループ レイヤーを含むリスト] に設定されている場合のみ表示されます。
- [ソース別にリスト] をクリックすると、ドキュメント内のレイヤーが参照するデータ ソースへのパスが表示されます。また、ドキュメントに追加されるスタンドアロン テーブルもリスト表示されます。
- [選択状態別にリスト] をクリックすると、レイヤーが選択可能かどうかと、選択されたフィーチャがあるかどうかに応じて、レイヤーが自動的にグループ化されます。レイヤーが選択可能かどうか、またはレイヤーに選択されたフィーチャがあるかどうかを確認できると、編集、ジオプロセシング ツールの実行 (レイヤーを取得するツールは、選択されたフィーチャを処理対象とみなします)、または選択されたフィーチャを操作するその他のタスクの実行時に特に便利です。
[コンテンツ] ウィンドウ内のレイヤーのリスト表示方法の詳細については、「ArcMap の基礎」のデスクトップ ヘルプにある「[コンテンツ] ウィンドウの使用」をご参照ください。
[コンテンツ] ウィンドウ内のレイヤーの分類の詳細については、「3D レイヤーのタイプ」をご参照ください。