トラック マネージャーでは、分析に使用できる複数のモードが提供されます。モードとは、アクティブなトラックまたはフィーチャの現在のセットが変更されても、有効のまま引き続きセットに適用される操作です。
モードは、対応するボタンをクリックして有効にします。押されているボタンを確認することにより、どのモードが有効になっているかがわかります。複数のモードを同時に使用することができます。利用可能なすべてのモードのリストを以下に示します。
トラックのハイライト モードとフィーチャのハイライト モード
トラックとフィーチャのどちらにもハイライト モードがあります。このモードを使用すると、現在マップ上でアクティブなトラックまたはフィーチャ (またはその両方) を視覚化することができます。トラックは緑でハイライトされ、フィーチャは赤でハイライトされます。必要に応じて、[Tracking Analyst オプション] ダイアログ ボックスの [トラック マネージャー] タブにアクセスして、ハイライトに使用するシンボルを変更することができます。
2 つのハイライト モードを同時に有効にすることにより、以下の画像に示すように、どのトラッキング フィーチャがアクティブであり、それらがどのアクティブ トラックに属しているのかを即座に理解することができます。
他のトラックを非表示モード
[他のトラックを非表示] モードは、一度に 1 つまたは一連のトラックに注意を集中するための一時的な方法を提供するためのモードです。このモードを有効にすると、現在アクティブな一連のトラックを除いたすべてのトラックがマップ上で非表示になります。さらに長い期間トラックを非表示にするために、トラック マネージャーには別のオプションも用意されています。
トラックに追従モード
[トラックに追従] モードは、時間の変化に合わせてトラック内で最も新しいフィーチャを常にマップの中央に表示します。全保有車両の中で関心のある特定の 1 台の車両など、特定の対象をリアルタイムで監視するときに便利です。履歴データセット内で追跡した対象の経路の分析にも役立ちます。
デフォルトでは、追従しているトラックの最新のイベントが変化するたびに、マップは中央位置を修正します。マップの中央位置の修正頻度を少なくするには、[Tracking Analyst オプション] ダイアログ ボックスの [トラック マネージャー] タブにアクセスして、追従許容値を調整することができます。追従に使われるシンボルを変更することもできます。
トラックにズームモード
[トラックにズーム] モードでは、常にすべてのアクティブなトラックの範囲までマップをズームし続けます。このモードを使用すると、各トラックを 1 つずつ反復処理している場合に、すべてのトラックが表示されていることを確認できます。このモードは、すべてのアクティブなトラックを常にマップ上で完全に表示させることにより、任意の一連のアクティブなトラックに適切なマップ範囲を自動的に選択するために使用することもできます。