ArcGIS クライアントから Dameng データベースに接続するには、ArcGIS クライアント コンピューターに DM クライアントをインストールおよび構成します。
すべての ArcGIS クライアント コンピューター上で DM クライアントが構成されたら、データベース接続ファイルを作成します。
Dameng データベースでデータを参照する ArcGIS Server Web サービスを公開するには、データベース接続ファイルを ArcGIS Server サイトに登録します。
ArcMap からの接続
ArcMap から Dameng に接続するには、サポートされている 32 ビット バージョンの DM クライアントを ArcMap コンピューターにインストールし、接続ファイルを [カタログ] ツリー内に作成します。
DM クライアントのインストール
32 ビット DM クライアントを Dameng から取得して、すべての ArcMap コンピューターにインストールします。Dameng の指示に従ってクライアントをインストールします。
データベースへの接続
データベース接続を追加するには、[データベース接続] ダイアログ ボックスまたは [データベース接続の作成 (Create Database Connection)] ツールを使用します。[データベース接続] ダイアログ ボックスを使用する場合の手順を次に示します。
- ArcMap または ArcCatalog の [カタログ] ツリーで [データベース接続] を展開して、[データベース接続の追加] をダブルクリックします。
- [データベース プラットフォーム] ドロップダウン リストから [Dameng] を選択します。
- [データ ソース] テキスト ボックスに、Dameng がインストールされているサーバーの名前を入力します。
- [認証タイプ] として [データベース認証] を選択します。
- 有効なユーザー名とパスワードを [ユーザー名] テキスト ボックスと [パスワード] テキスト ボックスにそれぞれ入力します。
- ログイン情報を接続の一部として保存しない場合は、[ユーザー名とパスワードを保存する] をオフにします。これは、データベースのセキュリティを維持するのに役立ちます。ただし、オフにした場合、デスクトップ クライアントからの接続時にユーザー名とパスワードを入力するよう求められます。
ファイルが \\<computer_name>\Users\<user_name>\AppData\Roaming\ESRI\Desktop<release#>\ArcCatalog に作成されます。
接続を別の場所に移動することができます。ただし、接続ファイルを置くディレクトリに対して、接続する必要のあるユーザーおよびアプリケーションが読み取り権限を持っていることを確認してください。
この接続からのデータを、ジオプロセシングやジオコード サービスなどのサービスのソースとして使用する場合は、ネットワーク上の共有の場所に接続ファイルを置くことが必要な場合があります。接続ファイルの共有の詳細については、「データを ArcGIS Server でアクセス可能にする」をご参照ください。
ArcGIS Server からの接続
ArcMap から ArcGIS Server、または ArcGIS Pro から自分のポータルのフェデレートされた ArcGIS Server サイトに Dameng データを公開し、結果として生成されたサービスで Dameng データベース内のデータを使用する場合は、次の手順を実行します。
- Dameng とは別のコンピューターに ArcGIS Server がインストールされている場合は、DM クライアントを ArcGIS Server コンピューターにインストールします。サイトが複数のコンピューターで構成されている場合は、このクライアントをすべての ArcGIS Server コンピューターにインストールします。
- ArcGIS Server が Linux サーバーにインストールされている場合は、各 ArcGIS Server コンピューターの init_user_param.sh スクリプトを、DM クライアントに関する情報を含めるように編集して、ArcGIS Server を再起動します。
- Dameng データベースを ArcGIS Server サイトに登録します。
DM クライアントのインストール
64 ビット DM クライアントのインストールを Dameng から取得して、ArcGIS Server サイトのすべてのコンピューターにインストールします。Dameng の指示に従ってクライアントをインストールします。
init_user_param.sh スクリプトの変更 (Linux のみ)
データベース クライアント ファイルをインストールしたら、ArcGIS Server にインストールされている init_user_param.sh スクリプトを、それらのクライアント ファイルを参照するように変更します。このスクリプトにアクセスするには、<ArcGIS Server installation directory>/arcgis/server/usr ディレクトリを参照します。
ほとんどの Linux オペレーティング システムでは、自分のコンピューター上の libodbcinst.so ライブラリのバージョンから libodbcinst.so へのリンクを作成する必要もあります。
- 各コンピューターの ArcGIS Server のインストール所有者がデータベース クライアント ライブラリに対する読み取りおよび実行以上の権限を持っていることを確認します。
- テキスト エディターで init_user_param.sh スクリプトを開きます。
- 「export」で始まる各行からコメント記号 (#) を削除して、DM クライアントのインストールのパスを指定します。
# -------------------------------------------------- # Modify this section to configure a connection to Dameng. # # ---------------------------------------------------------------- #export DAMENGDIR=<Dameng_InstallDir> #export LD_LIBRARY_PATH=$DAMENGDIR/bin:$LD_LIBRARY_PATH
- スクリプトを保存して閉じます。
- DM クライアントでは libodbcinst.so ライブラリが必要です。別のバージョンのライブラリが存在する場合は、libodbcinst.so を参照するためのソフト リンクを作成する必要があります。
この例では、libodbcinst.so.2.0.0 と libodbcinst.so の間にリンクが作成されます。
ln -s libodbcinst.so /usr/lib64/libodbcinst.so.2.0.0
- ArcGIS Server サイトの各コンピューターで init_user_param.sh を構成したら、各コンピューターで startserver.sh スクリプトを実行して ArcGIS Server を再起動します。
./startserver.sh
データベースの登録
Web サービスで Dameng データベース内のデータを使用する場合は、そのデータベースを ArcGIS Server サイトに登録します。ArcMap または ArcGIS Server Manager を使用して登録できます。