1 つまたは複数のオブジェクト (レイヤー、テーブル、カメラ、ビュー、またはシーン) のプロパティをアニメーションにするには、トラックを作成してオブジェクトにバインドする必要があります。アニメーションは、動画にできる 1 つ以上のトラックで構成されます。トラックは、順序付けされたキーフレームのコレクションであり、アニメーションとして再生すると動的な変化を表現します。キーフレームは、アニメーションの特定の時点におけるオブジェクトのプロパティのスナップショットです。視点のキャプチャ、[アニメーション キーフレームの作成] ダイアログ ボックスでのキーフレームの作成、ブックマークのインポート、パスに沿ったレイヤーの移動などによりアニメーション トラックを作成すると、特定のトラックを構成する一連のキーフレームが作成されます。
トラックがバインドされるオブジェクトは、シーン、レイヤー、テーブル、カメラ、またはビュー (ArcMap) のいずれかであり、トラックが制御するオブジェクト プロパティには、ドキュメントの背景色、レイヤーの表示、カメラの位置、レイヤーのタイム スタンプがあります。
アニメーションを再生すると、トラックの各キーフレームでのオブジェクトまたはオブジェクトのプロパティに対する変更がディスプレイに表示されます。カメラ トラックの場合は、カメラの位置がキーフレームごとに異なる可能性があります。キーフレーム間で位置が内挿されます。タイム レイヤー トラックの場合は、時間、間隔、単位 (時間または日) をキーフレームごとに変更することができます。各キーフレーム間で、設定された間隔内のタイム スタンプが次々に表示されます。
アニメーション マネージャーの [タイム表示] タブの各ラインはトラックを表し、トラックの各キーフレームは緑のボックスによって表されます。同じアニメーションを異なるタイプのトラックで構成することができ、([タイム表示] タブで) 赤いスライダーを移動するか、[アニメーション コントロール] ダイアログ ボックスで [再生] ボタン をクリックすると、すべてのトラックがディスプレイで再生されます。次の画像では、レイヤーをグループにまとめることにより 3 つのレイヤー トラックを作成し、パスに沿ってレイヤーを移動して 1 つのレイヤー トラックを作成し、パスからフライバイを作成することにより 1 つのカメラ トラックを作成しています。