概要
ラスター関数が含まれているモザイク データセットまたはラスター レイヤーに対して、関数チェーンを追加、置換、または削除します。
使用法
rft.xml をモザイク データセットのアイテムに適用するには、属性テーブルでアイテムを選択するか、[モザイク レイヤーの作成 (Make Mosaic Layer)] ツールを使用してクエリを定義する必要があります。
カスタマイズ モード ウィンドウを使用して、任意のツールバーに [ラスター関数テンプレート エディター] ツールを追加できます。ツールは [ラスター] カテゴリの [コマンド] タブ以下に配置されます。ラスター関数テンプレートを保存するには、[ファイル] → [保存] の順にクリックします。この操作で、rft.xml ファイルが保存されます。
データベースの断片化や頻繁なデータ操作によって、モザイク データセットのサイズが急激に増加する場合があります。データベースのサイズが、絶え間ないトランザクションによって肥大化した場合、[データベースの最適化 (Compact)] ツールを実行してください。
構文
arcpy.management.EditRasterFunction(in_mosaic_dataset, {edit_mosaic_dataset_item}, {edit_options}, {function_chain_definition}, {location_function_name})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_mosaic_dataset | モザイク データセットまたはラスター レイヤー。ラスター レイヤーを使用する場合、それに関数が適用されている必要があります。 | Mosaic Layer; Raster Layer |
edit_mosaic_dataset_item (オプション) | 編集内容が関数またはモザイク データセット全体に反映されるかどうかを決定します。
| Boolean |
edit_options (オプション) | 関数チェーンを挿入、置換、または削除します。
| String |
function_chain_definition (オプション) | 挿入または置換する関数チェーン (rft.xml ファイル) を選択します。 | File |
location_function_name (オプション) | 既存の関数チェーン内の関数チェーンを挿入、置換、または削除する場所を選択します。 | String |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_raster | 更新されたモザイク データセット。 | モザイクレイヤー、ラスター レイヤー |
コードのサンプル
EditRasterFunction (ラスター関数の編集) の例 1 (Python ウィンドウ)
以下は、EditRasterFunction を実行する Python のサンプルです。
import arcpy
arcpy.EditRasterFunction_management(
"C:/Workspace/editfunction.gdb/md", "EDIT_MOSAIC_DATASET",
"INSERT", "C:/workspace/hillshade.rft.xml", "Stretch Function")
EditRasterFunction (ラスター関数の編集) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
以下は、EditRasterFunction を実行する Python スクリプトのサンプルです。
#Add raster function on top of mosaic dataset
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"
mdname = "editfunction.gdb/md"
editmode = "EDIT_MOSAIC_DATASET"
editmethod = "INSERT"
funcfile = "C:/workspace/hillshade.rft.xml"
funcname = "#"
arcpy.EditRasterFunction_management(mdname, editmode, editmethod,
funcfile, funcname)
環境
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: はい
- Advanced: はい